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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第五章 魔女島

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01.フェリーのチケットを購入しよう!

第五章の開始です。

 魔女島に行くことに決めたので魔女島への移動経路を考える。行き方としては今いる港町からフェリーで行くのと大陸と島との海峡にある海峡フェリーを使うかのどちらかになる。乗船時間はここからだと一四時間三〇分ほど。海峡フェリーは三〇分程だが、ここから陸路で海峡まで行くのにそれなりに時間がかかる。同じフェリーに乗るのも芸がないし急ぐ旅でもないので一筆書きルートにすることに決めた。行きはここからフェリーに乗って魔女島の南側に到着。魔女島を北上縦断して海峡フェリーに乗って大陸に戻るコースだ。


 コースも決まったのでフェリーの確認をしよう。一応この世界には魔導通話機なる電話機の様な物があるが俺は導入していないのだ。キャンピングカー住まいで常に移動しているので、馴染みの取引先もなく電話が必要な場合は基本的に今のところなかったのだ。なので直接切符売り場に出向いてタイムテーブルを確認してからチケットを押さえる感じになる。現代社会のネット予約に慣れていたので少しだけ昔に戻った気分だ。


 港町のフェリー乗り場がある桟橋近くにチケット売り場があるのでそこまでウニキャンで移動。港に併設駐車スペースがあるのは助かる。チケット売り場はそれなりに賑やかいので暫く順番待ちだ。順番待ち次いでに時刻表を眺めていたら週二便で、二日後に出港する便があるようだ。


 順番が来たので受付のドワーフのおじさんに乗りたい日にちと、魔導車の種類と同乗車やペットの有無を聞かれたので答えていく。ちょうど空きがあったようですんなりと予約が取れた。チケットの代金である四七九クローナを支払ってチケットを受け取る。


 チケットも確保できたので出港する前に準備をしよう。約一四時間の乗船時間なので長いけれど何かいるものあるかな?船内サービスを見てみたが船内には食堂やシャワーとか洗濯室もあるみたいなので着の身着のままでもなんとかなりそうだ。ちなみに船内でのキャンピングカー暮らしは駄目のようだ。船内に停車中は火災などの防止のために魔導車を動かすのは禁止されている。乗客は全員専用客室で過ごすことになる。


 とりあえず出港は二日後と時間があるので何時ものように屋台をやって少しでも路銀を稼がないというわけで市場に寄って食材を買ってきて屋台をやろう。


 今回はイカ焼きだ。屋台といえばのあのイカ焼きだ。買ってきたイカを麺つゆをベースに生姜や酢や醤油や酒などを好みで足してタレを作る。イカの下処理をしてフライパンにタレを入れて煮立ったら串に刺したイカを投入。汁がなくなるまで煮詰めたら完成だ。


 醤油の香ばしい匂いは珍しいのかお客さんが寄ってくるのでどんどん焼いては売っていく。買っていったお客さんが食べながら歩いているとそれを見た新たなお客さんがまたやってくると好循環で客足が伸びる。一時間ほどで用意したイカは全て使い切り完売御礼となった。これだけ売れるならもっとイカを用意しておくんだった。市場は昼までしかやっていないので屋台はまた明日だな。


 屋台を片付けて商工会議所に向かい、本日分の税金を納めるついでに魔女島について色々と聞いてみる。幾つか商売のヒントを貰ったのでお礼を言って商工会議所を後にした。


 キャンプ場に行く前に商店街で晩飯の買い物をした。昼間は大量にイカを焼いたので夜はイカ以外を食べたい。タラを塩漬けにしたものを揚げた料理を買い。タコの煮物も美味しそうだったので購入。付け合せのフライドポテトも購入。面白いものでは肉とチーズをサンドイッチにしてトマトソースを掛けたものがあった。これも美味しそうなので購入してみた。あとは豆類の煮物とデザート。気になった物を次々と買っていったが、これは買い過ぎたかもしれない。などと思いながら本日のキャンプ地へと帰るのであった。


評価、ブックマーク、誤字報告、フェリーの思い出など有りましたら、お気軽にお願いします。

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