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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第四章 ドワーフ国

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09.造船所を見学しよう!後編

 資料館を出てまたマイクロバスに乗って今度は工場見学に向かう。工場は幾つかの棟を纏めた形になっていて幅は一九〇メートル。奥行きは三五八メートルと巨大な建物だ。この中で鋼材を加工して船をブロックごとに組み立てしている。


 工場内の見学コースは工場内の二階部分の壁沿いに見学通路が作られていて上から工場内を見る感じになっている。二階からの眺めは工場内が見渡せて壮大である。一階は実作業しているので見学者が入れないようになっているようだ。


 まずは鋼材の加工現場から見学。最新型の魔導切断機によって部品が切り分けられていく。大きな鋼材が次々と切り分けられていくさまは圧巻だ。切り分けられた部品は次の加工部門に送られていく。


 外板は船体の丸みに合わせた治具に沿って曲げ加工されていく。魔導圧力機でプレス曲げしたり魔導加熱冷却機を使って曲げていく。平らだった鋼材が徐々に曲がっていく様子は見ていて面白い。最終調整はドワーフの匠の手によるハンマーで叩いて調整されている。加工された部材は組立工程へと送られていく。


 組立工程では部材と部材を溶接したりしてブロックを組み立てていく。ただ溶接じゃ無くて魔法で部材と部材を繋ぎ合わせているようで仕組みは不明。流石に魔法の仕組みまでは説明が難しい。熱で劣化すること無く接合できる魔法技術みたいだ。


 塗装を含めたブロック地上艤装は別の場所なので工場内の見学はここまでだ。


 見学者全員が再びマイクロバスに乗り込み工場を離れて建造ドックへと向かう。大きな門型クレーン二基見えるのが目印だ。遠くからも良く見えて目立つ。高さは八〇メートル、レールスパン一四〇メートルと非常に大きなものだ。建造ドックの側までマイクロバスで近寄って車内で説明を受ける。建造ドックは作業中の為、見学者が入れるようなコースを設定することが出来ないので車内のみの見学となっているそうだ。


 門型クレーンが出来上がったブロックを吊り上げている様子が見える。門型クレーンで巨大なブロックが吊り上げられてドック内に搬入されて船台に一つずつ積み上げられて船が出来上がっていくのだ。


 重量物は魔法でなんとかならないのかな?と思っていたら重力制御系の魔法だと巨大な建造物に対してコストが掛かりすぎるので採用していないらしい。魔法については分からないので例えとして正しいか分からないがロケットエンジンのような物を使って荷物を一々持ち上げていたら大変だよな。


 その代りに大型の重機は色々と可動している。中でも驚いたのはロボットの存在だろうか?一見アニメに出てくるような全高四メートル前後のロボット型の重機が働いているのだ。それらの魔道具はゴーレムと言うらしいのだが重量物の部品などを運んだり組み付けたりしている。


 現在建造中の船は、ばら積み貨物船という種類だそうで不定形の大型荷物だったり穀物や鉱石を船倉に積み込んで運ぶ船だそうだ。甲板に大きな扉が幾つか設置されていて、その扉を開いてクレーンで船倉内に降ろして積み込むそうだ。クレーンの無い港湾でも作業出来るように船にもクレーンが付いている。


 建造中のドックは中に入れなかったが、現在は使ってない古いドックは見学可能で、そちらに移動する。敷地の外れにある古いドックは創業当時に使っていた小さいもので今は大型船専門なので使ってないとのことであった。全長は一二四メートル、幅は二五メートルほどの大きさだ。ドックは石造りで大きな石を階段状に積み上げて作られている。下に降りるための階段があるので見学者一同降りていく。深さは六メートルぐらいだろうか。石は古びてはいるがしっかりしていて今も使えそうに見える。奥には海と隔てている大きな水密性扉が見える。見ている限り今も水密性扉は機能しているようだ。


 一通り見終えた所で見学終了となりマイクロバスに乗って正門まで戻って解散となった。特におみやげコーナーとかは無かったよ。日本だと企業グッズとか売っていたりするのたが、そこまではやっていないようだ。


 駐車場に戻ってウニモグの扉を開けるとナツが飛びついてきたので、よしよしと撫でてやりペロペロ舐められるままにしておいた。ナツを助手席に連れて行って乗せてやり、次はどこに行こうかと考えるのであった。


評価、ブックマーク、造船の思い出など有りましたらお気軽にお願います。

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