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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第四章 ドワーフ国

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05.ドワーフ国に行こう!

 大陸の南海岸沿いを西へと旅を続けている内に、ついにドワーフ国へと辿り着いた。


 今回もすんなりと国境を越えた。以前述べたように各国の国境の警備が無いのは連合国になったというのもあるが、元々結界が張り巡らしてあるので常駐する国境警備自体が必要ないのだとか。


 幾つかの小さな港町を通り過ぎると大きな湾がある港町が見えてきた。観光ガイドによると造船業が盛んのようだ。


 ドワーフ国は魔法連合国内でも屈指の魔導工業国のようで、この連合国で作られた魔導具の大量生産品は大抵がドワーフ国の製品だそうだ。


 その一つに造船業がある。観光ガイドによるとドワーフ国の七割の造船所が、この港町に集まっているそうだ。造船所のある港町のイメージ的に横浜とか神戸とか佐世保とかのイメージだろうか?どちらかと言うと瀬戸内海かな?


 港を臨む丘から見ていると大小様々な造船所が見える。船台にブロック状の部品を積み上げていたり、乾ドックで整備中の船などが見える。


「折角の造船街なんだから造船所を見学したいな」

「わんっ!」


 俺とナツは造船所がある方向へとウニキャンを走らせた。ドワーフ国だけあってドワーフが多く街なかでよく見かける。この世界のドワーフは背は人間と同じぐらいの高さで男女ともに肩は幅広で腕も脚も太く筋肉質でマッチョな体型である。男性は髭を生やすのが慣習らしい。


 程なくして湾岸沿いにある造船所が建ち並ぶ一角に来た。幾つかの造船所で見学できるか聞いてみたところ見学できる造船所があったので見学の予約をした。流石に飛び入りでの見学は無理のようだ。見学は三日後なのでそれまで何しようか?考えるまでもなく屋台かな?とにかく市場調査を理由に食べ歩きに向かうのだった。


 この港町の商工会議所で屋台の申請のついでに名物料理などを聞き込みして街に繰り出す。向かった先は市場だ。市場に行けばどんな食材を取り扱っているかわかるし市場近くにある飲食店で傾向もわかるので、あちらこちらを歩き回るより都合が良いのだ。


 ここの市場も獣人国にあった大きな倉庫の中に小さな店がある感じの市場と似た感じだ。このスタイルが流行っているのかな?


 早速、市場巡りを始める。ナツは残念ながらお留守番だ。正面玄関から見て右側が市場になっていて、左側全体がフードコートになっているようだ。この異世界に来て初めてのフードコート!テンション上がるな!!


 まずは右側の市場エリアを散策する。ドワーフのおっさんやおばさんが呼び込みをしていて賑やかだ。周りが喧噪に囲まれているので売り子のドワーフの声も大きくなり、お客も負けないように声を張り上げていて喧噪が生まれているようだ。


 海産物系は獣人国と似た感じだな。同じ大陸南側の海岸なので、そんなに種類が変わるわけではない。こちらでも蛸も食べられるようだ。これなら引き続きたこ焼きも行けるかもしれないな。


 魚介類だけではなくて野菜や果物も豊富に取り扱っている。一見して分からないようなものから馴染みのあるものまで選り取り見取りだ。南の国だけあって南国ぽい色とりどりのフルーツが目につく。


 大体の物価も分かったし次はフードコートに突撃するぞ。


評価、ブックマーク、誤字報告、魚市場の思い出など有りましたらお気軽にお願いします。


皆様のおかげで総合累計PVが12万、総合累計ユニークが2万を越えました。

今後ともよろしくお願いします。

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