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おっさん、早期リタイアしてキャンピングカーでのんびり異世界ライフ  作者: 椎乃律歌
第四章 ドワーフ国

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03.灯台を見に行こう!

新章突入キャンペーンはこれで終了です。

 相変わらず海岸沿いに旅をしながら屋台をやったりキャンプしながらの生活が続く。観光マップを見ていたら、この先に灯台があるそうなので見に行こう。


 灯台へ向かう丁字路の角に駐車場がある。ここからは歩いて行くようだ。ナツと一緒に舗装された道路を歩いていくと目の前に海が見えてきた。海を見ながら右曲がりの緩い曲がり角を越えたら遠くに白い灯台が見える。意外と距離があるな。


 砂浜の上に作られた道を歩いていく。所々砂が被っている。砂で埋もれないように整備するの大変だろうなと思いながら歩く。


 海岸沿いの砂浜では凧揚げに興じる獣人さん達を見かける。彼らが揚げている凧は地球の凧とちょっと違って魔法を使ってコントロールして飛ばしている感じで、地球でのコントロール・ライン(Uコン)に似ているかもしれない。ラジコンに似ているがワイヤーで繋がっていて有線コントロールして飛ばすタイプの模型飛行機があるのだ。獣人さん達が揚げているのは見かけは地球の凧に近いので全くの別物ではある。


 灯台がある所は岩盤のようでちょっとした丘になっている。道も岩盤の上に作られているとは思うが砂とせめぎ合っているようだ。


 丘を登って灯台に到着。灯台の周囲には柵で囲ってあり中には入れないようだ。実際に稼働している灯台に部外者が入ったり出来たら不味いから仕方ないか。その代りに灯台の周りに木製の散歩道が整備されているのでナツを連れてぐるっと一周する。


 観光ガイドによると灯台の高さは三四メートルだそうだ。全体的に白い壁で屋根は黒色だ。屋根の下は硝子で出来た筒状になっており、ここが灯台の心臓部だろうか?ガラスの周囲は手摺の柵があるバルコニーになっているので、あそこに登れたら見晴らしが良いだろうけれど立ち入り出来ないのは残念だったな。


 岬の先端から見る海は視界全てが水平線で埋まる。後ろを振り向くと灯台と陸地がやっと見える感じだ。


 海岸近くには何艘かの小舟が見える。レジャー用の小舟だろうか?この世界は魔導船が主流なので帆船は見当たらない。この辺りは地球の船の発達史とは違うところだ。但し魔法の使えない人類帝国側は帆船が今も主流らしい。


 灯台の正面の門には灯台の説明看板があったので読んで見る。「この灯台は魔導灯台であり、ある一定の間隔で特殊な魔力を放つことで船舶に現在位置を知らせることが出来る」とある。地球で言う電波灯台みたいな物かな?電波灯台というのは無線方位信号所の通称で無線電波を利用して船舶に位置を伝えるもので、船舶は二つの無線方位信号所からの電波を受信することによって船の現在位置を特定できるという代物だ。つまりこの魔導灯台も似たような機能を持っているものである。


 灯台の周りを見るだけなので一通り見終わったので帰路につく。


 駐車場でウニキャンに乗ろうとしたら、隣にキャンプ場があるのに気がついた。ちょっと見た感じ大きいキャンプ場で施設が充実しているので何週間も泊まれそうなのが魅力的だが、今夜はここじゃない。違う場所なのだ。


 ここから少し行った所に砂浜が途切れて横に長い崖になっている場所がある。そこへは森の中を通って行った所に広場があって、隠れ家的なキャンプ場があるのだ。


 そんなわけでウニキャンを走らせて目的のキャンプ場に向かう。森のなかの直線道路を進んでいくと見落としそうなキャンプ場の案内が見える。案内に従ってさらに森の中を進む。そして突然開けて森を抜けると水平線が見える。ここがキャンプ場かな?ここのキャンプ場は管理者が常駐していないタイプのキャンプ場で設備はなにもないがウニキャンには全て揃っているので問題ない。今夜は俺達の他にキャンプ客はいないようだ。


 適当な場所に止めるとキャンプの設営を始めるのであった。


評価、ブックマーク、誤字報告、凧揚げの思い出など有りましたら、お気軽にお願いします。


2019年8月5日 部分アップデート。

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