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11.海でバーベキューしてキャンプしよう!後編

 昼のバーベキューが終わって、砂浜で寛いだり、走り回ったり。獣人達は体力があるから運動するのが好きなようでナツと一緒に走っている。ナツは秋田犬という事もあって運動が好きでよく運動はさせているが、砂浜を走るのが楽しいようで元気である。


 俺は本でも読みながらそんなナツを眺めるので十分だが、虎獣人達に引っ張り出されて走り回って疲れたよ。牛獣人達と猫獣人達は寝ているのに……。


 虎獣人と兎獣人が一緒に走っているのもなんか新鮮だな。地球の感覚だと狩りする者と狩られる者だからな。


 今はキャンプチェアーでぐったりしている。砂地で走ったので足が重い。こんなはずじゃなかったんだが……。


 ナツがやって来たのでブラッシングして砂を落としてやって抱きかかえる。


 そう言えば出会った頃より随分大きくなったよな。首輪を見てみるが、まだ余裕がありそうだ。あれ?俺はずっと首輪の調節をしてないぞ!?


 よく見てみると首輪が以前より大きくなっている気がする……。スマホで撮影したナツのアルバムを確認してみたが首輪が違和感なく大きくなっている……。


 あっ、もしかして首輪も神器化しているのかっ!!


 便利な首輪でよかったよ。


 そんな新発見をしつつ過ごしている内に夕方に。夜のバーベキューパーティーの開始時間だ。


 夜のバーベキューはひたすらステーキ祭りとなった。男性陣は交代でステーキを焼いては食べる。俺はステーキばかりだと飽きるのでハンバーグを作って焼いてみた。肉の味を楽しむなら肉一〇〇%のパティで食べるのが美味しい。ワインにも合うんだよね。


 酒も入って盛り上がった所で女性陣から花火が見たいと言われる。花火なんて用意してあったかな?


 アラルコス、カルロス、ヒルベルト、イバンの四人が一列に並ぶと呪文を唱え始めた。唱え終わって一斉に手を振り上げると光の玉がヒュルヒュルと打ち上げられて弾け飛んだ。すると花火のように綺麗な光の粒子が渦巻きながら広がって消えていく。よく見ると四人とも色違いで光の粒子の飛び方も様々だ。それを踊るようにやっている。


 へー、これが異世界花火か……。


 なんでも元々は狼煙用の魔法だったようだけれど段々と研究が進められて芸術性が加わって花火になったそうだ。学校の授業とかでもやっているので大抵の獣人は出来るらしい。


 しかしこの花火を打ち上げている仕草は何かで見覚えが……。ライブ会場とかで観客がサイリウム持ってやっているやつに似ているけれど何て言ったかな?ニュースで見ただけなのでよく覚えてないが……。


 ナツはなんか知らないけれど花火に向かって吠えている。犬の心に響くものがあるのだろうか?


 花火が終わった後は海岸近くにある温泉にみんなで出かける。地球では伊豆旅行に出かけた時に海岸に露天風呂があったけれど、ここの温泉は露天だけれどジャグジーみたいに水着で入るタイプだ。水着なので男女一緒の混浴になっている。


 やっぱり獣人さん達は毛がモフモフだね。モフモフしたい気もするけれどセクハラになるから自重しよう。


 俺にはナツがいるから大丈夫なんだとナツを代わりにモフモフしてあげる。風呂に入ったから毛はしっとりと濡れてモフモフはしてないが……。ナツは温泉が好きみたいで温泉に入ると気持ち良さそうに目を細めていて可愛い。そんなナツを愛でていると女性陣がやって来てナツを取られてしまった……。


 長湯するとのぼせちゃうので切りが良い所で引き上げて、その日のバーベキューパーティーはお開きになったのだ。


評価、ブックマーク、誤字報告、浜辺キャンプの思い出など有りましたらお気軽にお願いします。

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