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06.エルフ対怪獣の戦いを見よう!

モンスターと言えば怪獣ですよね?

 古代文明遺跡に踏み込んだウニキャン御一行はのんびりと進む。中はゆったりとした螺旋の斜面になっており、そのまま一階層に降りるようになっている。一階層は六角形の形をした体育館ぐらいの広さだろうか?パンフレットによるとこの程度の広さが一マスで次のマスに繋がって行くようだ。最初のマスでは人の背丈ほどの三個小隊怪獣とエルフのスタッフが革鎧の冒険者風スタイルで剣と弓と魔法で戦っていた……。


 ここに来て初めて見ましたよファンタジー風エルフ!


 ここは時代劇風テーマとなっていて衣装も懐古系だとパンフレットにもあった。で、戦っている相手は怪獣である。日本人の目からしたら特撮でよく出るあれである。ちなみにチャックはなかった。

 パンフレットによるとアルマジロ型怪獣だそうで丸くなって突撃してくるのが厄介なところらしい。


 ちなみに今の時代は通常は武装禁止になっているので武器を手に持ったファンタジー世界にありがちな冒険者風情みたいなのは街なかでは見かけないのである。

 永世中立国スイスのような感じで戦争が起きたら皆兵士として武器を持って戦うらしいので公共の施設に武器は保管してあるそうだ。狩猟用の武器は別途許可制で制限付きで携帯可能である。


 程なくエルフのスタッフチームがアルマジロ型怪獣をアイスブレッドで撃退して観客から拍手喝采を受けていた。


 敗北したアルマジロ型怪獣がどうなるのか見ていたら光の粒子となって消えていった。消えた場所には数字の「一」という文字が浮かんでいたがやがてそれも消えた。パンフレットによると強い敵ほど数字が大きくなるようだ。


 ちなみに一回倒すと次に現れるのは三〇分後のようだ。その間に観光客の中から戦ってみたい人を募って防具を貸したりしているようだ。それを横目に次に進む。


 各階層には九一マスあって普通はクリアして先に進むようになっているのだが難易度の低い浅い階層ではスタッフが常駐していて観光目的で常に倒している状態なので基本的には観客は倒さないでも先に進めるようである。


 ちなみにスタート地点からは中心つき六角数の中心を経由して進むようになっていて、ゴールは反対側の角マスになっている。


 最初のマスから分岐が三つあって進む方向で見て回るコースが設定されているようだ。真ん中の『お気軽、最短コース』を選んで進んでみた。


 エルフと怪獣のショーを見ながら次々とマスを移動してボスマスに着いた。


 ボスマスに着くと丁度ショーの開始時間だったらしくてボスが現れるところだった。なにもない空間から光の粒子が集まって実体化していく。コモドオオトカゲを人間の背丈ぐらいに大きくした怪獣が現れた。


 ちなみに、マスの中に戦闘エリアと非戦闘エリアがあって非戦闘エリアに居ると何も起こらないし手出しも出来ない観戦エリアになっている。マスによって一度に参加できる人数が決まっているらしくて、制限人数を越えるとボスは出てこないそうだ。


 ボス怪獣は登場直後に咆哮で周囲を威圧。威圧に耐えるエルフ戦士達。次はエルフ達の攻撃。光の矢がボス怪獣に降り注ぐが刺さってもびくともしない。ボス怪獣は全身に力を入れて光の矢を粉砕して背中から小さなトゲミサイルを多数発射!雨あられと降り注ぐトゲミサイルをエルフ達も防御魔法で弾き飛ばす!

 前衛のエルフが切り込みつつ突進して脚を切り払う!剣には魔法がかけてあるのか蒼色に燃えているぞ!


 そんな様子をナツと一緒に見ているのだがナツは窓ガラスをガリガリ前脚で叩きながら吠えている。

「野生の血が目覚めたのかな?」


 エルフと怪獣の攻防は続くが少しずつ怪獣のダメージは蓄積していき最後にはエルフ達が勝った!


 ボス怪獣だけあって迫力はあったよ。手に汗握るショーだったよ。


 ナツは戦いの様子に満足したようで尻尾をブンブン振っては「わんっ!わんっ!」て吠えていた。


作中に出てくる六角形マスは変則チェスが元になっています。イメージをつかみたい方はHexagonal Chessで検索してみてください。


何時もお読みいただきありがとございます。

先日、累計五千人ユニークアクセスを越えることが出来ました!

次の一万人を目指して頑張りたいと思います。


評価やブックマークありがとうございます。

作品を書き続けるモチベーションを維持するためにも更なるご支援をよろしくおねがいします!(選挙演説みたいだ……)

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