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※主要キャラクター設定表(第三部まで)※

色々増えたので補足。

第二部の方と合わせてご参照ください。

パリエス

 魔族。下半身は大蛇、角と純白の鳥の翼を持つ。髪は緑色のロングヘア。服は古代ギリシャ人のあれ的な感じに一枚布を纏っている。

 非常に慈悲深いが精神的に打たれ弱い魔族。治癒魔術を一手に握るパリエス教会の本尊とされているが、現在の教義には彼女の思想はほぼ関係なく、むしろ偶像化された「女神パリエス」を壊さないためにメロナ山の自領から出ないよう働きかけられている。

 本人も争いで敵意を向けられると耐えられないため、言われるままに鳥人族を従えて秘境の領地より出ないようにしていたが、周辺地域の人々が魔王軍に虐殺される現状を憂いて奮起、「怪人マスクド・ディアマンテ」という別人化の自己暗示をかけることにより、魔王軍との戦いに身を投じる。

 元来研究家気質で、様々な魔術を使いこなすが、魔力特性として光の魔術に特に適性が高く、アンデッドの浄化などを最も得意とする。治癒魔術の扱いも巧みだが、実際のところは彼女は旧文明より受け継いだ知識を昔の人々に伝えただけであって、特にそれを開発したというわけではない。

 またニジマキヘビという種類の、声帯が発達し音声を発する蛇を使い魔としている。現在ベルマーダに生息する本種はほぼ全てがパリエスの古い使い魔の子孫であり、契約が未だに生きているため、魔術的接続で数千の蛇から情報を受け取り、また操ることができる。それを用いた奇策も得意としている。

 上半身は通常の成人女性サイズだが、下半身の蛇はそれを直立させたまま移動させるために長大であり、また空を飛ぶための翼も相当に大きいため、全体的なサイズ感はかなりのもの。


使用魔術

ウーンズリペア

 創傷治療の魔術。実力は高く、死んでさえいないなら瀕死の状態から短時間で全快させることも可能。


魔剣改良

 魔剣に使われている魔法式を整理して効率化する。ロムガルドの量産魔剣の性能を古の魔剣に近い所まで引き上げた。


フラッシュボルト

 閃光魔弾。マナボルトに強烈な閃光効果と浄化術を付与したもの。

 パリエスの場合、無加工のマナボルトよりもこちらの方が生成が早い。というより、常人のマナボルトと同じ詠唱式を使うとフラッシュボルトになるような魔力特性のため、マナボルトを使う気なら属性除去式を追加する必要がある。


グレートピュリファイ

 高位浄化術。強力な浄化波動で、相手の肉体から強制的に生命の痕跡を除去してしまう。

 ある程度の魔術防御を備える者や魔族級の相手には効果がないが、これで浄化された者の死体は「死」という概念を飛ばして「物体」へと直接遷移し、アンデッド化が起きない。


アースドライブ

 地脈操術。超高位魔術で、大地を操作し、自在に陥没、隆起、分断する。

 本来は「邪神」と呼ばれた存在が得意とした魔術で、使用には巨大な魔力と超長時間詠唱が必要になる。ただしパリエスは多数のニジマキヘビを使用して分割詠唱することで比較的短時間で連発可能。地平線の彼方まで破局をもたらすポテンシャルを秘める術だが、パリエスはせいぜい数マイル程度の長さの地割れを作るのが限度。


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エリアノーラ


 人間族。18歳。明るめの青髪のショートカット。

 パリエス教会ベルマーダ支部の高位神官。ガイラムの娘を曾祖母に持つため、1/8だけドワーフの血が入っている。

 異様な怪力と身軽さを持ち、そのパワーは巨人族をも凌駕する。突然変異的な身体能力者。その力ゆえに常人では不可能な登山にも耐えられ、パリエスの住む秘境への使者を任されていた。

 成り行き上パリエスに同行しているが、ホークたちの無茶な戦い方には批判的な立場。しかし、不満ながらもパリエスの身内として、その剛力を振るうことになる。

 伝説の将軍にして鍛冶師であるガイラムに子孫として遠くから憧れていた部分があり、神官をクビになったらガイラムの弟子になることを条件に、教会への造反に近い所業もやらされる。

 教義上の理由で刃物による他者の殺傷ができない上、特に武術の心得などもないため、戦闘に際してはその怪力で丸太を振り回したり石を投げたりといった原始的行動を取る。が、投擲のセンスは高く、ボルト系の魔術をかわすことができる鳥人族相手に投石で多大な戦果を挙げた。

 神官として魔術も使えるが、腕はそこそこ。身体能力と違ってこちらは飛び抜けたものではない。


使用魔術

ウーンズリペア

 創傷治療の魔術。エリアノーラの回復力はパリエス神官という立場としては平均的で、落ち着いた傷ならなんとかなるが、緊急性の高い重傷には回復力が追いつかない場合もある。


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エルスマン


 人馬族。51歳。長い灰色の髪の精悍な美丈夫。

 ベルマーダ王国の人馬部隊を率いる将軍。勇猛かつ実直で、少数精鋭の人馬部隊でラーガス率いる魔王軍部隊をたびたび急襲し、戦果を挙げていた。

 とはいえ、圧倒的なラーガス軍の数に対しては焼け石に水という趣もあり、同族へのカリスマ性は大きいものの、全体の趨勢を左右するには至っていない。

 人馬族共通の特徴として、馬の下半身が大きいために身長は8フィート(約240センチ)以上あり、また人間部分も筋肉が発達している。下半身の安定感を活用した重量武器の扱いに優れ、その武勇は人間の平均的な兵士など一太刀も相手にならないほど。


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レヴァリア


 魔族。金髪の12歳くらいの姫君。黒目(茶色)が大きく、犬のよう。

 レヴァリア王国建国以来、陰から王家を操ってきた(本人曰く「趣味のための隠れ蓑にしてただけ」)魔族で、自分と容姿の似た女ばかりが生まれるよう、人間に限りなく近い創造体を製作し、それを王族として表舞台に立たせて、自分はその姫として活動を続けてきた。

 目的は人間の人為的交配による素質の先鋭化。魔術に長けた人間、魔剣使いに適した人間、そして身体能力を極めた人間(獣人)を育み、それらを魔王にぶつけることで、かつて邪神を屠った「破壊神の因子」の正体を見極めようとしてきた。

 一人称は「僕」。飄々とした性格だが、ところどころサディスティックな一面を覗かせる、どこか食えない女。ホークを気に入り、愛人にしようと企んでいる。

 魔族としての戦闘力は低いと自称しているが、それでも常人は歯牙にもかけないレベルの強大な魔力を持つ。パリエス同様研究者気質で、多数の魔術を保持していると思われる。


使用魔術

ウーンズリペア

 創傷治療の魔術。レヴァリアが使うのは改良型で、手を押し付けることで連続して複数の相手に効力を与えることができる。実はパリエスよりも彼女の方が治癒魔術の適性は高く、その回復速度は驚異的の一言。


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ホーク

 人物的な設定は第二部の設定表参照。

 第三部になり、“盗賊の祝福”がさらに進化し、「手に触れた相手を遠くに転送する」「自分が移動せずに攻撃を加える」といった使用法が可能になった。


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ファル

 人物的な設定は第二部の設定表参照。

 魔剣をさらに増やしている。


所持魔剣(追加)

イグナイト

 劫火の魔剣。古の魔剣であり、最上位には及ばないが強力。光弾を発し、着弾点を中心に爆発を起こす。


エクステンド・改

 伸張の魔剣。従来の伸縮能力に加え、「振り下ろすと同時に別の太刀筋で斬撃を加える」という特性が加わった。ファルの才能だと3撃目まで同時発生させることができ、殲滅速度が格段に上がる。


フレイムスロウ・改

 火炎の魔剣。効率化により火力が格段に上昇。


エアブラスト・改

 烈風の魔剣。効率化により風力が上がり、再使用時間も短くなった。上手く調整すれば飛び続けることも不可能ではない。


シールド・改

 防壁の魔剣。展開できる魔法無効化空間の範囲が広がり、より安定感が増した。


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ロータス

 人物的な設定は第二部の設定表参照。

 こちらも魔剣を増やしている。


所持魔剣(追加)

ムーンライト

 光斬の魔剣。ベルマーダ王国の古の魔剣の一つ。三日月状の斬撃を飛ばすのが基本だが、他にも応用は可能。


名称不明

 呪炎の魔剣。敵の魔剣使いから奪った古の魔剣。石や水すら燃やす危険な炎を操れるが、燃え広がらせることはできても消すことができない。ロータスは「ハズレ」と呼んだ。


スパイカー・改

 刺突の魔剣。射程が伸び、また軌道を曲げることにより曲射のような使い方も可能になった。


キラービー・改

 分身の魔剣。従来の分身発射能力に加えて任意のタイミングで小片に炸裂させることが可能となり、制圧力が高まった。


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ジェイナス

 人物的な設定は第二部の設定表参照。

 ついに復活し、装いも新たに戦線復帰。

 元々最強クラスだった魔剣使いとしての能力は何故か増大しており、敵はおろか味方すら戦慄させる。


所持魔剣

ボルテクス

 渦動の魔剣。任意の対象に対して渦の力を加える。応用で敵の攻撃をいなしたりもできる。

 本来は力の弱い魔剣なのだが、ジェイナスの才能によって最上位魔剣にも勝る殲滅兵器に変貌。魔族の強靭な肉体をねじ切る、巨大な竜巻状の「空間の渦」を作って戦場を根こそぎ薙ぎ払うなど、往時の「デイブレイカー」以上の猛威を振るう。

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