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第8話 苦手な生物ビッグ2

 子供の頃からどうしても好きになれない恐ろしく気持ちの悪い生物が2種類いました。筆頭はアシダカグモ、もう一つは甲殻類のクロベンケイガニ。

 その理由はよく分からないが、どちらもこげ茶色の汚らしい色をしている。これが最大の理由であろうと思う。


 アシダカグモに関しては、自分が子供の頃、父親が見つけたら必ず殺していた。そうしないと気持ちが悪く落ち着かないようだ。子供の頃からその様子を見せられていたのも、恐らく影響してると思う。

 あらゆる種類のクモが嫌いな訳ではない。その証拠にコガネグモは大好きである。小中学時代、よく雑木の枝を折ってそれで巣ごと捕まえてきて、家の庭に巣を張らせて飼っていたものだ。


 アシダカグモが嫌いな最大の理由は父親の影響だと思っていたが、今は見た目の気持ちの悪さかなと思っている。コガネグモが黄金色と黒の綺麗な縞模様をしているのに対し実に汚らしい色だ。


 このクモの名前を知ったのは比較的最近である。それ迄ずっと『イエグモ』と呼んでいた。私の田舎では昔からそう呼んでいるようだ。ハエトリグモもイエグモだが、イエグモと言えばアシダカグモの事だった。

 ネットで検索して、名前以外にもいろいろと分かってきた。クモの中では一番の益虫のようで、あのゴキブリの最大の天敵である。人に対しては攻撃性は無く、正当防衛で噛んでも毒性は無いそうである。

 家にいるゴキブリを全滅させたら隣家へ移動するそうで、ゴキブリ嫌いにとっては貴重な味方であろう。でも私はアシダカグモ1匹よりゴキブリ100匹の方がマシである。


 さて、二つ目のクロベンケイガニ。最近は田舎に帰っても、アシダカグモ同様あまり見られなくなった。家に入ってくる訳ではないのだから居て貰っても良いのだが。

 昔は川の土手は殆どが石積であり、その隙間にベンケイガ二やクロベンケイガニが多く生息していた。また、各家の前には小さな側溝がありここにも多くのクロベンケイガニが生息していたものだが、今では側溝には蓋がされているので分からない。


 このクロベンケイガニの名前もネット検索で最近知ったばかり。田舎では『クソガニ』と呼んでいた。理由はよく分からないが、恐らく色や姿形の所為であろう。気の毒である。

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