6話
イシスのステータスは運では上がらなく、レベルが上がるごとにステータスが各一つずつ上がるみたいだ。
使える魔法が治療魔法であるエイド。
攻撃魔法のボルト、ジェット、フレイム。雷と風と炎の魔法だ。
モンスターで試したところ、スライムにはボルト。コボルトとゴブリンにはフレイムが効く。
と言うことはおそらくボスにはジェットが通じるのだろうか。
イシス「ねぇフォル?どうしたの?」
どうやら動かないと自動的に話しかけられるようになっているようだ。よくできている。
フォル「いや、何でもない。これからどこへ向かおう?」
イシス「そうだなぁ…まっすぐ行ったところに洞窟があるんだけど、何かあるのかな?」
こうやってナビもしてくれるみたいだ。
フォル「それじゃ向かおう」
ちなみにイシスにもモンスターの石を嵌める武具があるので杖と鎧に入れてもらった。
撃破数はどちらが倒しても入るようだ。
おそらくそうしないといけない…難易度なんだろう。
洞窟の中へ入っていく。レベル5でどこまで行けるのだろうか。
―
フォル「敵の強さがそれぞれちょっとずつ上がっている感じかな」
イシス「そうですね、倒されないようにしましょう」
HPが半分以上減った時自動でエイドをかけてくれる。
フレンドリーファイアみたいなこともないから、後ろから魔法が飛んできた最初は正直裏切られたかと思った。
いい援護をしてくれるからとても心強い。
正直、強い。
遠距離があるだけでここまで変わってくるものなのか。
イシス「どうかしましたか?」
フォル「いや、何でもない。行こう」
イシス「行きましょう!」
―
レベルが一つ上がりサイコロを振る。珍しく6上がる。
イシスも上がり、より敵を倒しやすくなった。
イシス「この洞窟には何がいるんでしょうか」
フォル「何だろう。強いのかな」
イシス「守ってくださいね!」
フォル「頑張ってみるよ」
大きな扉を2人で開ける。