18話
帰ってきた街はよりおどろおどろしくなっていた。
イシス「治療します」
それからできることは何もなく、ただ、ただイシスが治療していく姿を見守っていった。
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徐々に癒されていく街民は笑顔を増やしていった。
イシスは疲労困憊のようで、すやすやと眠っている。
呪いの半分が解け、賑わい始めていた。
無くなった四肢が戻るわけでもない。だが、蝕まれる恐怖からの解放はそれをも上回るのだろう。
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全ての呪いを解き終えたイシスは疲れ果てていた。
街民は喜びを分かち合っていた。
あるものは泣き、あるものは笑う。
功労者が疲れ果てているため、祭りは後日の開催となった。
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呪いも敵判定だったのかイシスが解呪をしている間にもモンスター石は壊れて行った。
そして、武器が進化した。
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イシス「いいのでしょうか。こんなに祝ってもらって」
フォル「イシスのおかげでみんなの生活が戻ってきたんだ。いいことじゃないか」
イシス「明日、聖職者を連れ、聖魔法を学びに行こうと思います」
フォル「ついていくよ。何かあったら困るし」
イシス「新しい武器のお試しですか?」
フォル「たまたまでしょ」
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イシスの杖は順当進化。
聖魔法を多く使ったからなのか杖に聖なるオーブがついたような形をしている。
見た目は派手なものの、重そうである。実際はそうでもないみたいだが。
防具はヴァンパイアのような外套に長めのスカート。魔女と言われても遜色ないかもしれない。
イシス「行きましょう」
新しい武器を背負い、付き添いに行く。
防具は空色。どこから来た色なんだろう。
確かに運なんだけど…ここまで関係ないものが出てくるものなのか。
イシス「敵来ます」
背中に手を伸ばし、得物を手にする。




