13話
次の扉を開けた先には大樹の下にはあると思えない街が造られていた。
イシス「こんなところに街があるなんて…」
見る者全てエルフのようだ。
街を歩くと物珍しいようにみられる。
ここに入られるものは攻撃的じゃないということがあるためなのか、意外と優しくしてくれる。
エルフは美男美女が多い。
女性を見ているとイシスに耳を摘まれる。
「ごめん」
―
戻ってきた。
大樹の根の他の扉を開けてみようとしたが鍵が掛かっていて入れないようだ。
今くるところではないのであろう。
イシス「上行こうか」
フォル「そうするしかないようだね」
長い螺旋階段を上がっていく。
―
フォル「ここが入り口だから…また登っていくのか…」
イシス「先に上に行っていた方が良かったのかもな…」
螺旋階段を上がっていく。現実であれば既に動けなくなっているだろう。
―
フォル「大樹の中にもモンスターがいるのか」
イシス「迎撃!」
長い尻尾に長い耳…エルフのように見えるが、悪魔にも見える。
槍の攻撃を避け、捌き、攻撃に転じる。
イシスも遠くから攻撃を繰り出している。
相手も避ける。捌く。
一体しかいないのに、何故か攻めきれない。
攻撃も一度も当たらない。
だが、相手の攻撃も当たらない。
もしかして…手加減をされているのだろうか。
数分戦った後距離を取られる。
「まだ、まだだ」
そう言い放ち、消えていく。
フォル「一体何者だったんだ?」
イシス「まだ近くにいるかもしれない。気をつけよう」




