第三話 【出逢い】☆
とある食べ物屋に来ていた。
この食堂はバイキングと屋台で食べ物を購入出来る形式となっている。
ちらほらお客が来ていた。そのなかに冒険者の中で有名な“皇帝”、“氷の王子”、“聖女”がいた。
今日は冒険者として来ていたらしい。彼らは同学年なため一緒だという噂がされてのだがどうやら、噂は本当だったみたいだ。でも、違うことといえばももう一人の存在だ。
彼は=。“氷の王子”の実の弟で公爵令息。年齢は今年で十二歳だという。
高位貴族だけあり
これから冒険者になるかもしれない弟に訓練でもするのかな?と微笑ましく見ていると
バリーン!!!
食堂の玄関口から音が聞こえた。どうやら、盗賊らしい。
『させるか!!ダークバインド!』
無詠唱で唱え十人の盗賊を捕縛した。
「…強盗だ!!! 民間人は外口に避難しろ!!、冒険者はまだ、盗賊がいるかもしれないから民間人を守りながら外に出ろ!もしくは迎撃する準備はしておけ!」
「―――ダークバインド!…後、何人いる!?」
「盗賊は二十五人、民間人は二十人います!」
「俺も手伝うぞ!!“黒騎士”!」
「私も回復や補助は任せて!」
「!! “皇帝”、“聖女”……助かる。」