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第二話 念願の共同生活

そうこうしているうちに父と光海さんは同居生活を始めるということになった。

つまり、自動的に私と彼の共同生活が始まった。しかし、年の差約15歳の姉弟の生活は決して楽なものではなかった。


「あまねぇね。遊ぼ。僕、レンジャーやるからねぇねはわるものね。」


そう、20歳近いまぁまぁな大人が弟の為に悪のヒーローを演じなければならないのだ。


大翔(ひろと)くん、ねぇね疲れちゃったから、そこの辺で遊んどいで。」


「ねぇね、まだわるものやってないよ。」


「ねぇねは疲れたの。」


「じゃあ、ひろとの勝ち?!」


「うん……そうだね…」


開放されたと思ったのもつかの間……新たなる攻撃が…


「ねぇね、今度はお外行こ!!」


そう、子供は体力知らずの体力おばけ。


「え〜。ねぇねしんどいんだけど〜。」


「ねぇね、大丈夫?僕のお膝に横になる?(頭を小さな膝に乗せてソファに横になる)頭ポンポン。ねぇね、おちゅかれさま。えらいえらい。」


(君に振り回されてねぇねは疲れたんだけどね……)


………


「ねぇね、寝たら元気になるでしょ?!今度こそはお外………」


「一人で遊んできな。ねぇねも暇じゃないの。」


「ふぇーん。ふぇーん。おかあしゃん、ねぇねが僕をいじめるぅ〜(ニヤニヤ)」


「あ、ひーろーとめ〜やったなぁ〜。まて〜」


こうして慌ただしい追いかけっこが始まったのである。


いやはや…いつまでこの体力勝負は続くのであろうか……

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