第四十五章 設定集
設定集書き終えて気が抜けて投稿を忘れていました、申し訳ない……今日三話投稿します。
第四十五章の設定集です。おまけ要素、おさらいとしてどうぞ。
ヘル
様々な属性を有する上位存在。
色々と悩みや問題を抱えており、精神は不安定気味。
『黒』ことタブリスと同化していることを利用し、彼女に想いを寄せていたオファニエルを吸収して『月属性』を手に入れた。
アルギュロス
科学の国で造られた合成魔獣。
結婚式を挙げたばかりなのに夫が忙しくて拗ねている。
クラール
アルとヘルの娘。
父親が留守ばかりしているので母親と共に不貞寝ばかりしている。一日一回以上はフェルに遊んでもらっている。
エアオーベルング・ルーラー
天才魔法使いだったスライム。
トールの死が少しずつ精神を蝕み、塞ぎ込んでいる。
父親として見ていた者に罪悪感だけで接されていたというのは彼にとって衝撃的で、死後も思い出すはずだった愛着はぶつけどころのない憎悪に変わった。
茅
犬神と呼ばれる呪い。
主人の欲望を叶えるシステムのため、失せ物探しが得意。しかし巧妙に隠れたモノは見つけられない。
ライアー
ヘルが形見の石を触媒として作り出した神性。
このところヘルが構ってくれなくて拗ねているが、エアに元気がないので「ざまぁ」と嘲っているので精神状態は良好。
ベルゼブブ
三魔王の一人、蝿の王。
地味な仕事ばかり任されて拗ねている。実は悪魔達が自由に人界で活動していた時代でも同じ経験があり、思い出して不機嫌になっている。
セネカ・キルシェ
元サ(イン)キュバスの吸血種の悪魔。
喫茶店で働いている。最近皿を割らないようになったが、常連客と話し込むことが増えた。
メロウ・ヴェルメリオ
リリムと呼ばれる悪魔。
喫茶店で働いている。最近サタンと共に暮らしたいと考えているが、誰にも相談していない。
凍堂・零
雪の加護を受けた神父。
妙に子供っぽい言動が多いが、その腹の底は知れない。信仰心はあまりなく、立場も加護も利用するためのものとしか思っていない。
行動原理は極めてシンプルで、親友と弟子の安全と幸福のみを大切にしている。しかし弟子の一人の雪華とは決別、彼女の成長を認めた。
氷襲・雪華
零の弟子の一人。ヘルの姉弟子。
零とは正反対に信仰心と正義感が強い。牢獄の国で生まれ育ち、正義の国には零が失踪するまで行ったことがなかったため、過剰な正義と不正が蔓延る正義の国に疑問を抱いている。しかし悪魔と関わる零に着いていくことは出来ず、決別した。
水色の髪は神力の影響によるものだったため、零からの神力の横流しが消えると亜麻色の髪に戻った。
鳴神・十六夜
月の加護を受けた少女。
オファニエルと共に世界各国で正義を執行してきた。大概は「悪さをしている魔物を倒す」という単純なもの。正義の国では魔獣を連れ歩くのに資格が必要なため、ウサギ達はペットホテルに預けている。
オファニエルがヘルに吸収され加護を失ったところに攻撃を受け、一撃で失神。後遺症が残るような怪我はしていないようだ。
オファニエル
月を司る天使。
世界各国を回っていたが、情勢悪化のため正義の国に戻っていた。
『黒』に想いを寄せており、その気持ちを利用されて吸収された。彼女自身は納得と満足のいく結果だった。
彼女は最後まで『黒』とヘルを別人だと認識しなかった。
0083-11896
人間寄りの獣人の女の子。11895の妹。
地下の色街で働いている。狼の獣人ではあるが見た目は人間と同じで、人間より少し鼻や耳がいい程度。見た目はいいが反応が薄いため人気は真ん中くらい。
0083-11895
獣寄りの獣人の青年。11896の兄。
中央区で土木作業員として働いている。全身が毛で覆われており、肉球などもある。頭は狼そのもの。ヘルは感激していた。
数学が好き。
セレナーデ・シュナイデン
武芸の国の生き残り。
武芸の国の民のみに伝わる「肉体を魔力で強化する」という魔物の技術を扱う。この技術のため武芸の国は正義の国からは悪魔の国だと揶揄されていた。
身の丈を越す大剣を振り回し、魔獣を狩ることで生計を立てている。
シェリーの母親を殺した。
シェリー・ウェイブハウンド・ロストオーシャン・ランダーバルト・ドラコ
水棲種の竜。通称シェリー。
狼の群れに保護されていたのをヘルが拾ってきた。当時はアルよりも小さかったが、今や全長二十メートルを超える。まだ成体ではない。
卵から孵った時に見た雄狼を母親だと思っており、その後も狼しか見なかっため自分を狼だと思っており、アルがしているようにヘルに甘える。自分を狼だと思い込んでいるのに水中で過ごしていることに疑問を覚えない楽観的な性格。
なお、名前の由来であるヘルの前世のシェリーの名はシャルル・イールズ・ロックハウンド・ロストライト・ランダーバルト・ドラコであり、正確にはシャルルなのだが、ヘルも彼女の名を覚えていなかった。
ちなみに竜の名前は
(名前)・(苗字)・(種類を表す)・(属性と強さを表す)・(竜の祖の名前)・(竜の祖の苗字)
となっているが、それを覚えている竜は居ない。しかも知能が低下してきているため、自分の長い名前を覚えていないどころか苗字すら知らない竜が多数である。
サタン
憤怒の属性を持つ悪魔の王。
彼の魔力が人界に漏れ、生物となったのが竜。初めに生まれた竜は人界にいた悪魔達によりランダーバルト・ドラコと名付けられた。その竜が複数の悪魔や魔獣と交わり、今の多種多様な竜が生まれていった。
化身とも言える竜は女好きであったが、サタン自身は一途である。
第四十六章はクトゥルフ神話回です、お楽しみに!
コズミックホラーにはならないので御容赦ください。




