第七章設定集
第七章の登場人物、その他の設定集的なもの。
読了後のお楽しみ要素としてどうぞ。
前章から登場しているキャラは短めです。
主人公 ヘルシャフト・ルーラー
魔物使いの少年
──に「君みたいな出来損ないが誰かに愛される訳がない」と言われて育った。
その時の記憶は封印中。
銀狼 アルギュロス
科学の国の合成魔獣、過去にと或る国で神獣とされていた。
ちょっとした黒歴史…
セレナーデ・シュナイデン
大剣使いの少女、牢獄の国での一件で雪華と仲違い、再び一人旅になった。
氷襲・雪華
シスター見習いの少女、一件以来国の復興のために尽力している。
凍堂・零
天使の加護により自身でも制御出来ない強力な冷気を纏った神父。
その力故に教会から出ることはほぼなく、国の出来事にも疎い。
おっとりゆったりなその性格は人を和ませるが、過去に流行った悪疫の医師の格好をしているため余計に怖い。
医師の格好は呪詛の施しやすさの都合であり、そういった医療行為は出来ない。
『黒』
天使であり鬼であり精霊である、そしてそのどれでもない。そんなナニカの欠片。
『黒』自身はヘルにした頼み事を知らず、また天使長が封印されていたとも知らなかった。
封印が解けたことを知り、数百年ぶりに天界に戻った。
天使長 ルシフェル
堕ちているため正確には''元''天使長。
堕天理由は神の命令に従わず人を滅ぼそうとしたこと、本人は何が悪かったのか未だに分かっていない。
他の天使と一線を駕す美貌を持つが、その十二枚の翼は黒く染まってしまった。
大臣
一件以来、責任やら後始末やらで余計にやつれた。
療養中。
八百屋の主人
教会に放置され、凍傷になった。
雪華が国に残ると聞いて喜んでいるらしい。
暗豚
豚の頭をした巨漢の姿の魔獣、実は知能が高く罠や呪術を操るものもいる。
残虐性が高いと言われており、嬉嬉として拷問器具を仲間に使う姿も確認されている。
知能が高くなればなるほど残虐性も増すと言われており、兵として雇う際には注意が必要である。
スライムに兵として雇われていた、本来は牢獄の国には生息しない。
スライム
体内に取り込んだものを溶かす特性を持った液状の魔獣。
森の水辺などに生息し、通常は知能が低く人の言葉を理解しない。
一切の物理攻撃を無効化し、魔術の類も吸収する事がある。
意外と難敵。
王となっていたものは魔力変換装置から捨てられた魔力を吸って育った。
それ故に通常よりも大きく、知能も高い。
牢獄の国
国土の約7割が岩山であり、平野は川も土の栄養も少ない島国。
長い時の中で忘れられたが、『牢獄』の名の由来はルシフェルを閉じ込めた牢獄の上に作られた島だということから。
魔術
血統と才能が全てである魔法とは違い、術式を間違えずに組み立て魔力を込めれば誰でも使える。
だが、術を使えるほど自由にできる魔力を持つ人間は非常に少ない。
呪術
対価を必要とする代わりに魔力はそこまで必要ない、人間が最も使いやすい術である。
対価は主に家畜の血や肉など、高度なものは人の命が必要になるとか。
呪詛紋様
教会の壁に描かれていた呪術のために必要な紋様。
元々は天使を封じ込め殺すために作られた呪であり、天使の加護による能力を弱めることが出来るのもそのため。
魔封じの呪
あらゆる生物に存在する魔力を封じ込める呪い。
体の外に出せなくなるだけのものと、魔力を吸い取るもの、大きく分けて二つ存在する。
牢獄の国で使われたのは前者、後者の場合は最悪死に至る。
魔法使い
正確な式は存在せず、また魔法陣も決まりきっている訳ではない、なんとも適当な術──魔法を使う者達の総称。
明確な定義は存在せず、理論も通用しない。
精霊の力を借りるとも悪魔と契約しているとも言われる。
魔法使いの家に生まれ魔法の才能を持たなければ魔法は使えない、努力や勉強も大した意味はなく生まれた時に全てが決まる。
魔法の国が滅びたことにより、魔法使いはこの世から消えたと言われている。
魔物の襲来の三年も前に国を出た者がいることなど誰も知らない。
設定集は各章ごとに追加していく予定です。
次回投稿の第七章番外編の登場キャラについてはまたいつか。




