第四十三章 設定集
ヘル
様々な属性を有する上位存在。
妻であるアルを何よりも誰よりも愛し、その愛を証明し続ける努力をしている。暴走しがち。
アルギュロス
科学の国で造られた合成魔獣。
結婚の報告の際の国民の反応をヘルの洗脳によるものとは分からず、自分が認められないのではないかという不安が杞憂だったと悟った。
クラール
アルとヘルの娘。
披露宴の間窮屈な服を着せられて不快だったが、美味しい食事と大好きな父母があったので良しとする……と思っている。
エアオーベルング・ルーラー
天才魔法使いだったスライム。
ヘルを支配出来なくなった彼はもう、ヘルに兄と認めてもらっていることしかよすががない。
なのでヘルの可愛い娘が自分に懐いてくれることを望み、早く人型を作れと急かしている。
ライアー
ヘルが形見の石を触媒として作り出した神性。
製作途中の街にヘル一家を招待したのは不安だったが、しっかり楽しんでくれていたので一安心。
二次会に邪神が来てることに納得がいっていない。
ベルゼブブ
三魔王の一人、蝿の王。
何かとサタンに突っかかっているが、実は懐いている。披露宴や二次会は美味しい食事をたくさん食べられたので満足。
酒呑童子
酒と肉をこよなく愛する鬼。
ヘルの父親面をしている。ヘルもよく父親らしさを感じているため、利害が一致しているが、二人とも言わないためひとりよがりの妄想になっている。
茨木童子
酒呑の自称右腕の鬼。
酒呑に彼女が出来るとムカつくので妨害している。酒呑の客を寝取ることもよくあるらしい。
セネカ・キルシェ
元サ(イン)キュバスの吸血種の悪魔。
異性と話すのは慣れてきたが、触れられると反射的に同性の姿になってしまう。ベルゼブブのような無性別の相手なら緊張なく話せるようだ。
メロウ・ヴェルメリオ
リリムと呼ばれる悪魔。
ヘルへの恋心を完全に振り切った訳ではないので、披露宴の間涙を堪えるのに必死だった。
ヴェーン・アリストクラット
眼球愛好の半吸血鬼。
実は親類に久しぶりに会えたことを喜んでいる。
ネール・アリストクラット
足愛好の半吸血鬼、もう半分は淫魔。
性別の変化は自分ではコントロール出来ないが、足の好みは男だろうが女だろうが関係ないし足以外どうでもいいので恋愛感情を湧かせることはまずなく、下着を変えるタイミングくらいしか困っていない。
カルコス
科学の国で造られた合成魔獣。
アルのスピーチに心を打たれ、アルへの愛情が一層深まった。なんだかんだシスコン。
クリューソス
科学の国で造られた合成魔獣。
アルのスピーチに心を打たれ、本人は認めたがらないが愛情が深まった。なんだかんだシスコン。
ミーア・キプロリーテ
現在入院中の猫の獣人。
剥き出しにした凶暴性、自分を襲った者、そしてヘルとの全ての記憶を忘れ、訳も分からず入院中。
退院後は家族や友人に囲まれ幸せに暮らすのだろう。
凍堂・零
雪の加護を受けた元神父。
純粋にヘルの精神状態を心配し、また二人の結婚を祝っている。
葛・竜一
人魚と深きものどものハーフ、現在生首。
自分の置かれている状況にも慣れてきた。自分の面倒を見てくれている零を大切な友人だと思っている。
トリニテート・ハイリッヒ
神降の国国王。
あらゆる神具をまんべんなく扱える器用貧乏。
女好き。とにかく女好き。しかもすぐに手を出す。
アポロン・ハイリッヒ
神降の国第一王子。
アポロンの神具を扱える。父のようになるまいと女性から距離を取り、女児アニメに執心し、重度のシスコンを発症した。
アルテミス・ハイリッヒ
神降の国王女。
アルテミスの神具を扱える。お世辞にも良い男とは言えない親類に囲まれて育ったため、とっとと良い男と結婚して兄から離れたいと思っている。
ヘルメス・ハイリッヒ
神降の国第二王子。
神具を扱う才能が頭一つ抜けて高い。とにかく巨乳が好きで、大きければ大きいほどいいと考えている。まだ十代なので少年好きのベルフェゴールの好みにギリギリ入り、彼女の豊満な体を彼女が許す範囲で堪能している。まぁ頭か背中に押し付けてもらえる程度である。
ベルフェゴール
怠惰の悪魔。
とにかく小さい男の子が好き。物心ついてからなら小さければ小さいほどいい。彼女にとって二十歳以上はジジイである。ただし種族によっては子供の見た目の場合もあるため、人間基準で言えばの話だ。
ブランシュ・オートン
毒キノコのような頭の淫魔。
アルテミスと良い感じになっているが、プライベートの時間を大切にしたいのでアフターはずっと断っている。店の外では大人しいサキュバスとして過ごしており、実は女の子はあまり好きじゃないのだとか。
ハスター
希少鉱石の国をウロウロしてる邪神。
ゆるーい口調と態度は何とも信用し難いが、なんだかんだ打ち解ける。羊が好きなので狼はあまり好きではない。善良を自称している。
ロキ
異界の悪神。
よく余計なことをして問題を発生させたり大きくさせたりする。みんな彼に迷惑をかけられているが、気さくな性格のため友人はまぁまぁ多い。




