第六章 設定集
第六章の登場人物、その他の設定集的なもの。
第六章読了後のお楽しみ要素としてどうぞ。
序章よりの登場人物の設定は短めになっております。
主人公 ヘルシャフト・ルーラー
魔物使いの少年、ふわふわもふもふが欲しい。
少しは日焼けするかと期待していたが、赤く荒れただけだった。
銀狼 アルギュロス
或る国の合成魔獣、最近ヘルと二人になれる時間が少ないため、機嫌が悪い。
砂が毛に絡まるからか、砂漠の国はあまり気に入っていない。
悪魔 セネカ・キルシェ
吸血性の悪魔、変身はまだ制御できない。
吸血欲が増しているので、これ以上人間のそばにいられない。解決策を探るためにお菓子の国に向かった。
セレナーデ・シュナイデン
大剣使いの少女、各国を渡り歩き護衛や討伐などの任務で生計を立てている。
旅の目的は特にないらしい。
約十年前に滅ぼされた武術の国の生き残り、一期一会を心情としている。
氷襲・雪華
生真面目で慈悲深い、シスター見習いの少女。
師匠兼神父から分けられた力で修行中。
氷雪の力は神父に比べれば弱く、制御も容易い。
魔性のモノや血などに弱い。
ヴィッセン・サーバート
砂漠の国の国立大学の歴史学教授。
その筋では有名だが、数年間功績を上げず仕事も上手くいっていなかった為に大学からクビにすると脅されていた。
何かと問題を起こしているらしい。
ヒロセレウス・ハーディー
砂漠の国の国立大学の生物学教授。
ヴィッセンの二年後輩にあたり、ヴィッセンには憧れに近い恋心を抱いている。
超常現象のようなものには弱いが、凄惨な死体などは平気。
何かと頼られることが多いらしい。
クリューソス
或る国の合成魔獣、三体のうち最も優れた金虎。
魔力をそのまま扱う技を得意とし、三体で唯一遠距離攻撃を可能とする。
非常に傲慢な性格で、口も悪い。
天使と仲が良く、魔獣でありながら天界に入る事を許可されている。
ベヒモス
山のように大きな最も優れた陸上の生き物。
三体一対のレヴィアタンが倒れたため暴走していた。
本来なら日蝕だけで出てこれるはずはない。
『黒』
天使の性質も持つ少女。
元々一つだった人格を無理矢理二つに分け、分かれきれなかった残りカスが『黒』である。
だが残りカスだけではなく、何かが混じっているようだ。
黒蛇…?
目や口や鼻、鱗も持たない蛇のようなモノ。
蛇というよりぬめった紐である。
『黒』の体内に潜み、何かを企んでいる。
火が嫌いらしい。
砂漠の国
太陽神を筆頭とする神々を崇める国。
それ故に国連に加入できず、敵対視もされている。
土地の各所に遺跡があるが、調査はあまり進んでいない。
国連
人や天使を作った神を唯一と崇める国々の集まり、リーダー的存在は正義の国。
神を信じない者達に罰を、信じるものに救いを。
武術の国
八年前に国連の軍隊に滅ぼされた国。
理由はとある人種を匿っていたからとされるが──
腐死犬
遺跡の呪いによって動く犬の腐乱死体。
その見た目と戦闘力で遺跡に来る人々を何度も追い返してきた。
人を好んで襲う事はない、あくまでも目的は遺跡を守ること。
ちぎれ飛んだだけの肉片ならば集まってくっつき、再び動き出す。
すごく臭い。
骸兵
生贄となった人々を呪術で遺跡の守護者とした、呪術の触媒を破壊しない限り骨を砕こうと燃やそうと再生し続ける。
強さ自体は一般的な兵士でも倒せる程だが、そのタフさは非常に厄介。
カタカタうるさい。
アメミット
鰐の頭をした上半身は獅子、下半身は河馬の幻獣。
裁判で有罪となった者を喰らう幻獣で、裁判を受けていない者には何もしない。
だが悪魔は例外的に悪魔だというだけで攻撃される。
その力は非常に強く、並の悪魔ならば簡単に喰われてしまうだろう。
実は女の子。
魔を裁くロザリオ
鎖にまで十字が刻まれたロザリオ、聖遺物である。
酒食の国監視役のレリエルが所持していたものと同じ。
何故砂漠の国の露天商が持っていたのだろうか……
蝕の怪奇事件
日蝕の暗闇の中で気が狂い、大勢の人が自らの目を抉り出した事件。
原因不明で、様々な憶測が飛び交っている。
設定集は各章ごとに投稿していきます。