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魔法使いの国で無能だった少年は、魔物使いとして世界を救う旅に出る  作者: ムーン
第二十八章 壊されかけた者共と契りを結べ
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第二十八章 設定集

ヘルシャフト・ルーラー


魔物使いの少年。

感覚共有を習得し、目は戻らないものの視界を手に入れることは出来た。魔力視の感覚が合わないことがあり、場合によっては体調を崩すようだ。

浮気者という罵倒文句に感情的な反対は見せるものの、理路整然とした言い訳は未だ思い付かない。



アルギュロス


科学の国で造られた合成魔獣。

怪我の功名とでも言うべきか、ヘルに女としても愛されるようになった……と思っている。建前では恋人扱いに否定的な態度を見せるものの、本音では本妻面している。

能力的には消耗戦を得意とするのだが、短期決戦を望む性格をしている。



エアオーベルング・ルーラー


史上最強の魔法使い。

自身の征服対象が増えるのはたいへん喜ばしいことなので、ヘルに伴侶が出来ること自体には文句がない。それによってヘルに構えなくなるのら文句は多い。

自分に似た見た目をしているものがとても好きなので、ヘルの子供は欲しいようだ。



『黒』


天使っぽい何か。

ヘルに指輪をねだり結婚を迫ってはいるものの、それに対する情熱などは全くない。惰性である。

名前を取り戻すのは名前を持っていた頃の願いに反するもので、彼女自身にその記憶はないが、薄々気が付いている。

だからヘルの気が自分以外に向こうがさほど気にしない……だが嫉妬もする。以前人格が分裂していた後遺症のようなものがあるようだ。



フェルシュング


エアが造ったヘルのコピー。

リンのことをまだヘルに伝えられず、焦燥と罪悪に日々押し潰されそうになっている。

彼を心配し彼の精神状態を平穏に保とうと思うのはヘルだけだが、そのヘルが原因なので彼の心は癒えない。

リンのことを忘れて弟として甘えながら生きることも出来るし、彼もそんな人生を望んではいるが、そこまで開き直ることは出来ない。



ベルゼブブ


地獄の帝王。

目に入るもの全てを自分の食事として認識し、喰うタイミングを測っている。彼女に完全に仲間意識を持たせることは不可能。消滅寸前のところをサタンに拾われ悪魔に加工され最高司令官にまで上り詰めた過去を持ち、案外と懐いていたりもするのだが、それは誰にも語らないし見せない。

ヘルに魔力を散らされ小型化した。あんまり気にしてない。



酒呑童子


元鬼の頭領。

近頃は酒を飲むだけの生活になっている。

ヘルを頭としてまぁまぁ認めており、それなりに従う唯一の魔物。

戦っていなかったりリーダーらしさを失っていたりで茨木からの尊敬を失いつつあるが、気が付いていない。



茨木童子


酒呑の部下。

最近買い物にハマっている。

仲間意識は低く、日々大喧嘩が起こらないかと願ったり煽ったりしている。集団にいて欲しくないタイプの鬼。

義肢の性能に自信を持ち、今なら酒に溺れる酒呑を倒せるのではないか……? と時折隙を狙っているが、どうにも上手くいく未来が見えず彼にツマミを作っている。



ヴェーン・アリストクラット


邸宅の主人の半吸血鬼。

不動産を持ち、それなりに有名な人形作家のため、酒色の国でも指折りの富豪である。

だが、働かず浪費するだけの居候を大量に抱え込んで貯蓄が恐ろしい勢いで減っている。主に鬼達のせい。

血液に関する術を一通り扱える。出力は弱いが、応用力は吸血鬼に勝る。



グロル・ヘルモン (アザゼル)


堕天使の魂を宿した幼女。

肉体が人間から乖離し始め、魔力が視えるようになってきた。異常成長の疲労と魔力視による恐怖で部屋にこもりがち。

グロルは最近カルコスと仲良くなってきた。

アザゼルは仲間内の仲の悪さを再認識した。



カルコス


科学の国で造られた合成魔獣。

治癒の能力を持ち、鬼達の二日酔いやヴェーンの頭痛胃痛の治療に重宝されている。

引きこもりがちなグロルの体調を整え成長痛を和らげる過程で仲良くなり、最近はクリューソスを巻き込んで遊んでいる。



クリューソス


科学の国で造られた合成魔獣。

天使を模して造られているので魔性とは基本的に反りが合わず、邸宅に居る者達も毛嫌いし見下している。

結果的に魔性の薄いカルコスと行動することが多くなり、カルコスの手前グロルに威嚇することも減り、グロルに気に入られつつある。





ヴェーン邸


酒色の国の有力貴族、アリストクラット家の一人、ヴェーン・アリストクラットが持つ邸宅。

半吸血鬼とはいえ真祖の息子なため、国内での地位は高い。

その豪邸にはヴェーンしか知らない仕掛けも数多く仕掛けられており、中でも非常に有用なのが地下道である。

最近は酒臭いとか血の匂いが濃くなっただとか、魔獣の遠吠えや雄叫びが聞こえるだとか、妙な噂が立っている。

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