魔王とは
今回は少し短いです
「大罪の力の暴走?」
原初の魔王の言葉を俺は繰り返した
「左様。元はと言えば大罪の力とは無理矢理発現させるべきものではなく、発現するべき者に発現するものじゃったのじゃ」
「どういうことだ?」
原初の魔王が何を言いたいのかを今一理解できず俺は首を傾げた
「要するにワシらが大罪の力を付与した者達・・・・つまり「憤怒」「怠惰」「色欲」「傲慢」「暴食」「嫉妬」の力に目覚めた6人はその大罪の呼び掛け・・・・いや、欲求というべきかのぅ?それに食われて自らを失ったのじゃ。そして、自らを失った者達は理性なき魔王・・・・ワシらの中で堕ちしもの・・・・フォールンと呼ばれておる存在となり、無差別に周りの者を襲い始めた」
つまり・・・・・
「その結果ワシらはそやつらフォールンを倒さねばならんかった・・・・」
原初の魔王の言葉に哀愁が漂う
おそらく倒されたフォールンの中には彼の知り合いがいたのだろう
「そして、そのフォールン達を倒したワシらはしばらくは仮初めの平和を得ることができたと思ったおった・・・・が我らの受難はそれで終わりではなかった。しばらくしてまたフォールンと化した者たちが現れ始めたのじゃ。フォールン達を倒し、油断しておったワシらはそれにすぐに気づくことはできず、ついに他の人間達にも被害を出してしもうた」
後ろで晴と雪が息を飲む
「その事があってからワシは自らが実験の結果として産み出してしまった存在を魔王と呼称し、フォールンと化して他の人間達に危害を加えようとする存在・・・・ワシらが住んでいた地から力を持って他の人間を害しようとする存在の討伐を力ある人間に手伝ってもらうことにした。そのために死んだ魔王とまだ生きているの魔王の見分けがつくように番号をそれぞれに与え生きている魔王の色を表示する魔道具を作成した。まぁ、この考えは少し失敗した共言えるじゃろう。なぜならいつしか人間達は我らの領土にまで進軍してくるようになりフォールンでない同胞までも襲うようになっていったのだから」
「これが魔王の発祥の秘密・・・・・」
「そうじゃ、そして、これからお主たちの疑問の一つ目と二つ目に答えることにしようかの・・・・」
そう言って再び原初の魔王は語りだした




