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俺のロボ  作者: 温泉卵
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釣りが馬鹿みたいに面白い日々

 コマセカゴにオキアミをたっぷり入れ、そっと竿を伸ばす。

 

 仕掛けを海に入れた途端に軽いアタリが来る。コマセいらないんじゃないか、これ? 多分ハリだけで入れ食いだぞ。

 

 ホテルの地下二階の倉庫を通って海に出ると、海面すれすれに突き出したベランダに出ることができるのだが、ここが絶好の釣りスポットなのだ。関係者以外は出入りできない穴場中の穴場だ。

 

 すぐ頭の上を豪華客船の専用桟橋に向かう橋が通っているため、外からは見られない構造になっている。つまり雨でも平気な上、狙撃される危険もない。

 

 俺の専属料理人になった川瀬の爺さんのお気に入りの釣りスポットらしい。暇さえあればここに来て釣りをしているみたいだ。 

 

 まあ、わざわざ釣りをするためにこんな場所を作ったわけじゃないだろうけどな。土台を作り間違えたか、ホテルの設計を途中で変えたかして、ちょっとだけ場所が余りましたって感じだな。ひょっとすると小舟用の桟橋でも作るつもりだったのかもしれない。


 いろいろあってカジノ特区周辺の海域は現在漁業権が設定されていないらしく、誰でも自由に釣りができるそうだ。ただし、進入禁止の場所にうっかり入ってしまえば怖い人達に連れて行かれることになる。必要以上にハードボイルドな街、それがここ大阪カジノ特区なのだ。

 

 身を乗り出して海の中をのぞくと、キラキラ光る魚の群れがうようよしている。ずっと底の方でユラユラ立ち泳ぎをしている銀色のビラビラは、爺さんによればタチウオだそうだ。

 

 俺がサビキ釣りで狙っているのはイワシだ。たまに小さなアジもかかる。

 

 俺と爺さん。そして黒メガネさんの一人が釣り好きで、最近毎日のように通っている。

 

 釣りなんて中学の時以来だったが、爺さんに竿を借りて釣ってるうちにすっかりハマってしまった。

 

 最初はネット通販で安い竿を買ったりしていたのだが、金があるせいで高級な釣り道具を買うのに歯止めがかからなくなってしまっている。

 

 気がつけば随分釣り道具が増えてしまっていたので、ホテルの一部屋をまるごと釣りルームにして、川瀬の爺さんに管理してもらうことにした。爺さんも私物を持ち込んで来たからすでに釣り具屋みたいになりつつある。

 

 今使っているのだってサビキ釣りには明らかにオーバースペックなカーボン製の振り出し竿と超小型電動リールだ。

 

 手の平に収まる程小さく畳めるカーボンロッドは、軍用機のサバイバルキットに標準装備されているのと同じらしい。無人島に不時着したりした時にでも使うんだろうな。軽いししなりは絶妙だしコンパクトに畳めるしでお値段以外は文句のつけようがない。

 

 電動リールなんて最初は必要ないと思ってたんだが、爺さんに借りた高級機がすごくよくて自分用のを買ってしまった。

 

 安くてもわりと評判のいい製品もあるのだが、思い切って最高グレードのにした。爺さんのより上のはそれくらいしかなかったし、なにしろ金はあるんだ。

 

 さすがはフラグシップモデルだけあってパーツの仕上げに超気合が入っている。見た目だけじゃなく、モーターの回転なんかも驚くほどなめらかで力強い。

 

 他にもいろいろ見た目が気に入ったりして衝動買いしたが、大半は数回使ってお蔵入り。お高いのを一度使ってしまうと他のは使えないよなあ。最初に最高級機を買ってしまって、それ以上他に手を出さないのが賢いやり方かもしれない。

 

 爺さんの使ってる上から二番目のグレードが価格と性能のバランスを考えると一番コスパはいいみたいだけどな。一つ旧式の最高グレードモデルに匹敵する性能で、価格は約半分だ。無理して最高級機を買って長いこと使い続けるより、セカンドグレードをモデルチェンジの度に買い替える方が幸せになれる、か。それもありだろうな。ただ、最高級グレードともなると耐久性も抜群で、そうそう故障したりしないらしい。貧乏性の俺としては壊れてもいないのに買い替えるのはかなり抵抗がある。

 

 まあ、今のところサビキ釣りしかしてないから俺が最高級機なんて宝の持ち腐れもいいところではある。そのうちタチウオやクロダイなんかも教えてもらう予定だ。

 

 だがサビキ釣りを初心者向けと侮ってはならない。海釣りはサビキ釣りに始まりサビキ釣りに終わる……なんとなく今思いついた言葉だが、けだし名言である。

 

 ここは穴場らしく、俺たち以外にも常に十人程が釣りをしている。もちろんホテルの関係者なんだろう。

 

 前にリンリンにからんできたチンピラの兄貴分みたいな人も常連の一人だ。ここに入って来れるってことは多分リンリンの同業者なんだろうが、釣りをしている時はわりと普通の人だ。なんかハゼばかり狙って釣ってる。ハゼの天ぷらは美味いからなあ。

 

 あまりにも簡単に釣れるので、なんとなく思いついてコマセをつめずに竿を入れてみる。多少は食いつきが悪くなった気もするが、やはりすぐ釣れる。ここのイワシは余程腹が減っているようだ。

 

 一度に三匹イワシがかかっている。オキアミは解凍するとすぐに悪くなるし、次からコマセは用意しなくてもいいな。

 

 無心に釣りをするのは精神修養にいいらしいが、ここまで入れ食いだと忙しくてそれどころじゃない。まあ、それでもいい気分転換にはなっていると思う。最近ゲームばかりやっていたせいか、こういうのはすごく癒される。殺生をしているには違いないが、後で美味しくいただくからいいのだ。

 

 水面にゆらゆら反射する光が眩しいので買ったばかりの偏光レンズつきの高級サングラスをかける。さすがは高級品だ、反射光がなくなって水中までよく見えるようになる。

 

 価格が一ケタ下の製品でも性能的にはほんの少し劣る程度なんだが、どうせなら一番いいのを自分の目で確かめてみたかった。コストパフォーマンスを重視するか、性能にとことんこだわるかは人それぞれだろう……いや、単に俺が物欲に負けただけか。

 

 金使いの荒いリンリンなんかを見てると、老後のために貯金してばかりで使わないでいるのが馬鹿らしくなってしまった。現金で一億、シニア保険に一億確保して、残りは使ってもいいことにした。 

 前から欲しかった高性能双眼鏡も買おうかなあ。沖を通る船とか眺めるのも面白いかもしれない。

 

 少し沖に進入禁止ブイに囲まれた馬鹿でかいアンテナみたいな施設が見える。南の空を向いて傾いてるってことは静止衛星との通信アンテナだろうか?

 

「ありゃあ太陽エネルギーのアンテナじゃぞ。あの下は魚影が濃いらしいが、近づけば容赦なく捕まるちゅう噂だ」


 爺さん結構詳しいな。発電衛星からの受信アンテナか? そんな物騒なものを市街地のこんなに近くに作っていいんだろうか。


 そういえば世界初の都市型原発とやらもこの島のどこかにある筈なんだよな。俺がまだ学生だった頃、当時の為政者が大都市の市民こそが原発のリスクを負担すべきだとか言って許可したんだ。あの頃は俺も若かったから立派なことを言う政治家だと感心したが、今にして思えばわざわざ人口密集地にハイリスクな施設を作るのは無責任なパフォーマンスもいいところだ。

 

 ビリー氏が裏で糸を引いていた可能性もあるが、この島にそれ程の大電力が必要なのだろうか? 確かにカジノは電気を食いそうなイメージはある。年越しカウントダウンイベントのイルミネーションもすごかったらしい。レーザープラズマで上空に立体映像を表示させる仕組みみたいだから、そりゃあ大量の電気を使うだろう。残念ながら俺は入院中で直接は見れなかった。小規模なものなら週末とかにもやっているみたいだが、最近夜はわりとすぐ寝てしまうからなあ。まあ、そのうち見ることもあるだろう。

 

 アンテナ施設を肉眼で見ても特に変わった様子はないが、周囲のカモメが一羽も近寄ろうとしない。目には見えないけれど、今もすごい電力が空の上の発電衛星から送られてきているのかもしれない。

 

 地上だといささか頼りない太陽電池も、天候に左右されることがない宇宙空間だと実力を発揮するらしい。夜だって反射衛星のミラーを使えば地球の裏側から光を送ることもできる。月面の反射鏡だってあるしな。

 

 反射衛星のネットワークを牛耳っているのは当然ビリー氏傘下の企業グループだ。つまり、必要な時に必要な場所に大電力を送り込めるわけだ。

 

 送電衛星の利用で有名なのが反重力装置搭載の宇宙連絡機だな。燃料を気にすることなくふわふわUFOみたいに大気圏を出入りできるようだ。最近たまに飛んでるのを見かけるようになったが、あまり普及すると軌道エレベーターが採算がとれなくなって厳しいらしい。せっかく南米のエクアドルに建設中だった軌道エレベーターが、土台だけで放置されて巨大な廃墟になりつつあるそうだ。

 

 軌道エレベーターは初期投資が半端ないから、トータルで考えると宇宙連絡機の方が安上がりなんだろう。現在稼働中のエレベーターはしばらく営業を続けるだろうが、今後新規に建設されることはなさそうだ。


 最近は科学の進歩が早すぎて世の中が振り回されてる感じがする。ビリー氏の一人勝ちがまだまだ続きそうだ。

 

 以前は死ぬまでに一度軌道エレベーターに乗ってみたいと思ってたんだが、なんでそんな馬鹿なことを考えてたんだろうな? ただ座ってゴンドラが上がって行くのを待つだけじゃないか。宇宙からの眺め? そんなのネット経由でライブカメラの映像を好きなだけ見れるが、一分もしないうちに飽きる。


 最近は宇宙で働きたい若者なんてほとんどいないそうだ。現実はきつい、汚い、危険の3K職場だしなあ。せめて給料が高ければ男の子の夢の職場であり続けられたかもしれないが、最低賃金じゃ夢も希望もありゃしない。

 

 歳をとったせいか、今じゃ宇宙なんかより海の中の世界にずっと心惹かれる。足元に広がる水の底を、うじゃうじゃ魚とかが泳いでるのを想像するだけでワクワクする。

 

 それにしてもこのポイントはイワシが爆釣だ。新鮮なイワシの美味さはもっと評価されるべきだと思う。今でこそ数が回復してきているが、かつては絶滅寸前と言われていた貴重な魚でもある。ものすごい数の卵を産むから、条件さえ整えば復活も早かったらしい。

 

 今はタラコ……というかスケトウダラが危ないって聞いたが、あのタラコのツブツブが全部親魚に成長したらあっという間に資源回復しそうなもんだけどな。生存競争とか密漁とかいろいろ厳しいだろうが、タラコには是非頑張って欲しい。生きているうちに本物の明太子をまた食いたい。

 

 

 俺が釣ったイワシを爺さんがその場でどんどんさばいていく。あきれるほど素早い手つきだ。イワシは爪でさばく人もいるみたいだが、爺さんは切れ味抜群のペティナイフを使っている。ちょっと大き目の奴はアジ切り包丁で頭を落としているが、上手く使い分けているな。ペティナイフがバスターソード、アジ切り包丁がクラッシャーソードって感じかな。

 

 まな板の上に並べられた包丁を見て閃いた。そうだよ、たくさんの武器を持ち込んで足元に置いておけばいいんだ。移動が前提のステージだと難しいが、対人戦ならいけそうだ。

 

 爺さんは頭や内臓はそのままぽいぽいと海にリリースしている。マナー的にそれはどうなんだと思うが、ここじゃ誰も気にしていないようだ。水面に落ちた途端に結構大きなアジが群がって食い尽くしてしまう。30センチ近いのがたまにサビキにも食いついてくるから、ラインが切れないかひやひやものだ。だが、それはそれで楽しい。絶対勝てる勝負なんて面白くないからな。

 

 悪戦苦闘の末についに30センチ超えのアジを釣り上げて大アジだと騒いでいたら、チンピラの兄貴分に鼻で笑われてしまった。彼はここで50センチ超えの大アジを釣ったことがあるらしい。そんな化け物みたいなアジがいるのか。

 

 わざわざ魚拓まで見せてくれる。魚の脇に53センチと書いてあるな、こんなの一度でいいから釣り上げてみたい。俺が素直に感心していると、奴のドヤ顔がヒクヒクしだした。そんなに自慢なのか? 魚拓を肌身離さず持ち歩いてるくらいだしな。まあ気持ちはすごくわかる。魚拓の道具も買い揃えなくてはなるまい。

 

 爺さんはそのまま刺身にして食えそうな切り身を、キッチンペーパーの上に綺麗に並べては、素早くフィルムで空気を抜き、手品のようにクーラーボックスに収めていく。さすがはプロ、手際の良さが半端ない。

 

 一時間ほどでクーラーボックスは切り身で一杯になった。ほとんどイワシでアジが二割弱、ハゼその他も少々。新鮮な魚は高価だ、これだけ買うとなると昔の俺の月給くらいじゃとても足りない。

 

 いつもこの調子で爆釣なら漁師で飯が食えるかもしれない。職業、釣り師か……なんかカッコいいな。ブラック企業勤務よりずっとロマンがある。

 

 

「さて、ハゼもあるし今夜は天ぷらじゃな」


「刺身じゃないんですか?」


「ハゼの刺身は時期が悪いが、イワシはなめろうにもするかな」

 

 なめろうって何だ? 聞いたことはあるが食ったことはない。これは楽しみだ。

 

 白ワインにするか大吟醸にするか? 今夜はリンリン達はいないし、静かな晩酌を楽しめそうだ。あいつらのことだから、どこからともなく匂いを嗅ぎつけて襲来しないとも限らないが。

 

 このところ料理は爺さんに任せっきりだったが、考えてみればいつまでも料理人がいるようなご身分でいられるわけでもない。せっかくなので魚の調理方法を勉強させてもらおう。


 爺さんは調理場のモニターの前にまな板を引き出すと、切り身を並べ行く。

 

 モニターにはまな板がそのまま映っているのだが、何故か蛍のような光点が魚肉の上に表示されている。爺さんはモニターを見ながら光っている部分を包丁で正確に切り取っていく。

 

「なんですか? その光ってるの」


「放射能」


 爺さんはそれだけしか言わない。

 

 放射能ねえ? 物理のテストなら『放射性物質は放射能を持ち放射線を出す』と書かないと点がもらえないが、マスコミも政治家のセンセイもごっちゃにしている節があるし、爺さんの世代にとっては全部ひっくるめて放射能なんだろう。


 察するにこの装置は放射性物質を検知するスキャナーみたいなものかな? 放射線に反応する感光板を使えば放射性物質の位置を撮影することはできる。こいつはそれを瞬時にやってのけているのだろう。


 俺だって怪しい食材には一応ハンディタイプの線量計を使ってはいた。基準値以上だとブザーが鳴る仕様だが、実際に鳴ったことはない。表示される数値もフラフラしていて少々頼りないが、検定シールの貼られているちゃんとしたものだ。確か二千円しなかったと思う。高価なものほど測定にかかる時間は短くなるらしいが、検定がある以上精度はそう変わらない筈だ。


 だが、基準値以下でも放射線が検知できる以上は放射性物質はどこかに存在する。この装置があればそれらを見つけて直接取り除くことができるわけだ。


 十匹に一つくらいは光る点がある。釣った魚は危険ってことか? やっぱりウラジオの核爆発かな? 日本海が各国の原潜の廃棄場になってるらしいしそっちかもしれない。マスコミは報道しないが、ユーラシア連邦がまた内戦で核を使ってるみたいだしな。

 

「放射能って簡単に言うけど……これ食べるんですか?」


「線量は国の基準値以下だし、問題ない」


 確かに俺の線量計で調べてもかなり低い。光っている場所以外だと反応すらしない。国の基準以下なら安全だ。国民的美少女アイドルもCMで『薄めて安心放射能』って言ってるくらいだ。

 

「問題ないのに切り取るんですか?」


「まあ、見える以上は取り除かんと気分が悪いし。線量が低くても体内被曝すれば死ぬし」

 

 さらっと怖いことを言う。体内被曝って、放射性物質が体の中から放射線を出し続けるんだよな? 爺さんも案外物知りじゃないか。

 

「本当に死ぬんですか?」

 

「運が悪けりゃな。放射能を食ってもほとんどはそのままクソで出ちまうそうだ。吸収されて体内に居座り続けると多分死ぬ……らしい」

 

 爺さんも実はよくわかってないみたいなのでネットで調べるが、専門家も安全か危険かで意見が分かれてるようだ。


 はっきりしていることは、線量が低い安全な食品はとんでもなくお高いということだ。業務用のこの装置はワンセット数千万円するらしい。作動させるとネットワークにかなりの負荷がかかるらしく、そもそもこのホテル内でしか使えない。考えてみればここのローカルネットは化け物だ、三桁のアンドロイドをラグなしに動かせるんだからな。

 

「安全は金で買う時代ってことかあ」


「今に始まったことじゃねえがな」


 爺さんは取り除いた部分を銀色のパックみたいなのに入れる。黄色と黒で放射能のマークがプリントされたシールが貼られている。


「捨てるんですか? それ」


 線量が低くても放射性物質だ。焼却処分にしたりすると誰かが肺から吸い込むかもしれない。まあ、空は広いんだし可能性は限りなく低いと思うが。


「こういうのをちゃんと処理すりゃ補助金がもらえるんだ。地層処分でもいいし、今なら月の処分場送りだな」


 月面の処分場行きのゴミの処理費用は重量で決まるらしい。1ポンド、つまり約500gあたりで70ドルかかるそうだ。今は半額キャンペーン中だそうで地層処分より安くなるとのこと。このくらいのコストだと、上手くやれば補助金で荒稼ぎできるらしい。

 

 月までの送料が今はそんなに安いのか。まあ、ゴミだから鈍足の輸送船で運ぶんだろうが、それにしても安い。簡単に月面葬とかできそうだが、お骨をゴミと一緒に捨てるというのもバチあたりだよなあ。

 

「半額キャンペーンのせいで最近おかしな連中が騒いどるがなあ。月にゴミを捨てるなとかなんとか……」


「ああ、エコテロリストの地球の味方団ですね」

 

 最初に船で襲って来た連中だ。結局、あいつらはホテル襲撃犯とは別口だったそうだ。装備も貧弱だったし、銃もまともに撃てないド素人集団だったもんなあ。

 

 月を汚すなと言う主張はわからなくもないが、月面は元々死の世界なんだし核のゴミ捨て場になってもたいして変わらない気もする。


 原潜の不法投棄などには何も言わず、月のゴミ問題にだけ文句を言うのは間違ってるだろう。まあ、暴力に訴える時点で大間違いなのだが。


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― 新着の感想 ―
[一言] そもそも何で地球の味方団って名前なのに、月の心配してんの?って感じ
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