6-3*
Side:Silva
念話が途切れたその直後、体がルナの魔力に包まれる。
ふわりと一瞬浮かび上がるような感覚と、しっかりと足が地面につく感触。
自然と閉じていた目を開けば、そこは既に少し前に数週間滞在していた城の正門だ。
「フレオールか、ジーク…」
そのどちらかに訪問を伝えるようにとルナは言っていた。
そしてこの場合、本当は第一王子であるフレオールに言うのが一番いいのだろう。
手紙を出してきたのは彼だし、ルナに来て欲しいと望んだのも(それが元々はセイルートの為であっても)そうだ。
……でも、正直あまり話したことがないから気が重い。
「……すまないが」
正門の前に立つ二人の衛兵に声をかける。
もう日が暮れた中での訪問者に、彼らは揃って訝しげな顔をした。
「ギルドの“明星”だ。
ランクSSの“宵闇”と一緒に城に来たと、王太子付き側近のジークに伝えて欲しい」
首から下げているギルド証を見せる。
一度黙ってそれを凝視した衛兵達は俺がその動作に首を傾げるとすぐに我に返ったらしい。
「……しょ、少々お待ちを!」
「すまない」
恐らくジークに伝えるため、二人のうち一人が慌ててこの場から立ち去っていく。
別にそんなに急がなくてもいいのに。
それにしても結果的にジークの方を選んでしまったけれど、第一王子へはどうすべきか。
ジークから伝えてもらうか、それとも――
「お待たせしましたシルヴァ様。
お久しぶりですね。どうなさったんですか?」
魔力を感じてそちらを向いたと同時に不思議そうにジークが眼鏡を押し上げた。
歓迎はしているが心底疑問、とでも言うようなその表情に俺も分からなくなる。
ジークには伝わっていない話なのだろうか。
「それに“帝国”にいたはずでは?
例の……ギルドの指令があったはずでしょう」
「そう。さっきまで“帝国”にいた」
「ルナ様はどちらに?姿が見えませんが…」
セイルートのところ。
そう言うのがなんだか癪で眉を寄せる。
しかしその動作が悪い勘違いを呼んだのか、ジークは深刻な表情を浮かべた。
「まさか……討伐で何か?」
「いや、怪我はしたけど……一応、大丈夫。
ここに来たのは第一王子から緊急で伝令を受けたから」
持っていた手紙を渡す。
ルナから見せてもらってそのまま持っていたのだが、説明の手間が省けるし周りに内容を知られずに済むしで逆によかった。
素早く紙面に目を通したジークは段々と眉を寄せ、こちらへ紙を差し出しながら頭を下げる。
「こんなことが………
私は例の件に関する国の対応で慌ただしくしていて、セイル様の傍を離れていたので知りませんでした。
何と言うか……すみません」
「ジークのせいじゃない。
それで本当はセイルートの執務室に転移したんだが、結界が張ってあって俺だけ弾かれた。
ルナは弾かれてないから執務室にいる。
それで、来たことを第一王子に伝えるようにと」
けれどそれは気が重くてこうしてジークを呼んでもらった訳だが。
それをある程度察されているのか、彼は納得したようにひとつ頷き微笑んだ。
「なるほど、わかりました。
では一緒にフレイ様のところへ参りましょうか。
……討伐のことも気になりますし。
勿論、シルヴァ様の話せる範囲で構いません」
「わかった。なら、話は第一王子も含めて」
そうした方が色々と無駄が少ないし、“王国”としても情報が欲しいだろう。
あまり話し過ぎることはギルドの掟に反するし処罰の対象になってしまうが、俺は直接戦いには参加していないから大して情報も持っていない。
だからこそあまりタブーもないだろう。
ルナはそうじゃないかもしれないけど、ルナならば情報管理の取捨選択もできる。
だから俺の話で足りなければルナに聞けばいいし、それをルナが拒めばそれがギルドの掟に従った判断だ。
「ではすぐに手配を。
ルナ様が求めに応じていらしたという事は、数日こちらに滞在するということでよろしいでしょうか?」
「たぶん。それにルナはまだ本調子じゃないと思うし、数ヶ月はギルドからの依頼もないと思うから体を休ませるはずだ」
「………ルナ様は、お怪我を?」
「それも、後で」
恐らくこっちはセイルート達王族に知らされたのだろう。
だからこそセイルートはルナを心配して、第一王子は手紙を書いたのだろうし。
この国はルナと関わりが深い。
昔最初に神喰らいを討伐して国王を救ったこともそうだし、セイルートとこうして数ヶ月に一度会うこともそう。
それに対して嫉妬もあるけど、少しだけ心配にもなる。
あまり国と関わりを持つことはやっぱりギルドの掟に反しているから。
もう何度か警告は受けているんだと思う。
ルナ自身そんな事を言っていたことがあるし、氷雨も今日そんなことを零していた。
でもルナはセイルートのもとに訪れることを止めようとしない。
それが悔しくもありもどかしくもあり恨めしくもあり、形容できない思いを俺に抱かせる。
「畏まりました。では部屋を用意しておきましょう。
話は――そうですね、フレイ様の私室を訪ねましょうか。
今の時間帯ならば起きられているはずですし、あそこならば他人の耳もありません」
「その辺りはジークに任せる。
それと、急に来て迷惑をかけてすまない」
彼も忙しいはずなのに。
さっきも今回の神喰らい討伐に対して仕事をしていたと言っていた。
この国は非公式ではあるが一度神喰らいの脅威にあっているし、その辺りでも他国からの問い合わせが多いのではないだろうか。
それにもしギルドランクSSで対処しきれなかった場合には兵を差し向けたり、国の防衛を機能させなければいけなかった。
準備だけでも大変で、結局大事は無くそんな事態には至らなかったがその後始末も必要だ。
けれどジークはにっこり笑って首を振った。
「いいえ、久しぶりにお会いできて私も嬉しいですから」
「……ありがとう」
向けられる笑顔と歓迎の言葉。
こんな風に歓迎されたら何度も訪れるルナの気持ちが少しだけ分かるような気がして、何だかこそばゆかった。
ジークに案内されるがまま城内を歩き、セイルートの執務室があるのとは反対の塔を上っていく。
質素でいて凝った装飾の施されている扉の前にたたずむ衛兵にジークが言伝を頼むと、そこはすぐに俺達を招き入れた。
「よく来てくれたな、少年。……確か、シルヴァだったか」
「お久しぶりです」
「敬語はいらないと以前言っただろう?
ルナの弟子なのだから、そう気を遣う必要はない」
確かにそう言われた記憶はあるために頷けば目の前の少しセイルートと似た美貌は微笑みを浮かべた。
勧められた椅子に腰掛けると、いつの間にか室内にたたずんでいた年かさの侍従が茶を出してくれる。
その顔に見覚えがあるような気がして首を傾げれば、気づいた侍従はしわのある顔をほころばせた。
「お久しぶりで御座いますね」
「……前に来た時、案内してくれた」
「はい。この城で侍従長を務めさせていただいております」
「ジークの実父だぞ?」
楽しそうな第一王子の声に驚いて、思わず親子だという二人の顔を見比べた。
確かに言われてみれば似ているかもしれない。
無表情だとつめたそうだけど、笑うと優しそうなところとか。
「それに実は、前回が明星様との初対面ではございません。
数年前に一度、レナードの店でお会い致しました」
「……!」
そう言えばいた気がする。
俺が剣を決めている間に王家の使いとして店を訪れて、座っているルナに跪いていたうちの一人。
「あの時はご迷惑をおかけしました。
今回の話ですが国王の名代として同席することになりました。
口を挟むことはございませんので、ご容赦ください」
「別に、平気。でも俺は直接討伐には参加していないから、大した情報は持っていない」
「それはこちらも重々承知している。
ただ大まかな事でいいから知っておきたいのだ。
それと、今はこの場にいないルナの状態についても」
「ルナは、セイルートの所に…」
「分かっている」
苦笑して第一王子は鷹揚に頷いた。
彼が言うに、ここに俺だけが来たことで予想できていたそうだ。
「セイルがあのような状態になっては、ルナは簡単には戻れないだろう。
私の弟は案外精神的に弱い部分がある。
それがルナに近い事柄であればある程、簡単に動揺してしまうんだ。
シルヴァとルナには迷惑をかけたな。無理を聞いてくれて感謝する」
「別に、平気」
それにルナは迷惑とは決して思っていないだろう。
確かに少しだけ城を訪れることを渋る様子を見せてはいたが、あれは単純にセイルートに今回の討伐で無理をしたのを咎められる事に対するもので、決して城を訪れることやセイルートに会うことに対してのものではないから。
………それがまた、俺をどうしようもなく妬かせるのだが。
そんなこちらの内心を分かっているのかは知らないが、第一王子はジークに目線を移し小さく合図した。
それと共に室内に結界が張られ外部と遮断される。
「―――さて」
表情を真剣なものに変えた第一王子。
控える侍従長やジークも同様だ。
「ではそろそろ今回の討伐について、話を聞いても構わないだろうか」
「……分かっている。
ある程度は聞いていると思うけれど、今回の討伐対象は神喰らいを頂点とした魔物の群れ。
個体数としては目算で七千程。
直接討伐に向かったのはランクSSのルナ、煌炎、氷雨の三人。
補佐としてランクSの剛毅、風音が付近の街の防衛と群れから外れた魔物の討伐を担った。
俺はもう一人同じランクA+の男と街の中で待機していた」
「SS三人だけで、ですか…」
恐らく雑務に追われていたために詳細を聞いていなかったのであろうジークが難しい顔で呟いて、それに対して既にその情報を伝えられていた第一王子が頷く。
「逆に彼等にとってみれば弱者がいたところで邪魔にしかならないのだろう。
確か以前の神喰らい討伐の際にもそうだったと聞いている」
「その通りでございます。あの時も宵闇の御方は結界を張られ、応援に駆け付けた騎士を一切近づけずに討伐を果たされました。
……明星様にとりましては、こちらのお話の方が興味深いでしょうか?」
確かに気にはなるが、それはルナ自身から聞いて話でもあるため首を振っておく。
もしかしたらルナが話してくれなかった隠された事実もあるかもしれないけれど、それだって出来れば彼女の口から聞きたい。
例え何年かかったとしても。
「ルナからある程度聞いているから、大丈夫。
二人の言っていることは本当で、俺達は邪魔になるから討伐に参加出来なかった」
「討伐は二日に渡ったという報告が来ている。
それにルナが大分負傷したという事も。
以前はどうだったか知らないが、余程の事だろう」
「怪我の内容も…?」
第一王子と侍従長は頷いて、知らないのはジークだけのようだ。
確認の意味も込めて肩口の傷や全身の裂傷と骨折を伝えれば、ジークは息を呑んだ。
「それほどの怪我を、ルナ様がですか…?」
「驚くことではないぞ。宵闇様は前回の討伐でも同じくかなりの傷を負われた。
中でも酷かったのは……」
ちらりと侍従長から視線を向けられ頷く。
実際見たのだ、忘れるはずがない。
「右腕を縦に裂く傷」
「その通りでございます。
紙一重で腕自体を失うことは避けられましたが…」
「それで言えば今回の怪我も仕方がない、という事だろうな。
セイルはそれこそ顔色を悪くしていたが。
―――特に、右肩の傷については過剰に反応していた」
右側。以前ルナが怪我をしたのもそっちの腕だ。
セイルートの反応はそれを知ってのものなのか、それとも他に理由があるのか。
「右肩の傷は一日目に出来た。
同時に神喰らいが街にまで触手を伸ばしてきて、その対処の為にルナは式神を俺の所によこしたからその辺りは少しだけ分かる。
それまで街を覆うルナの結界は条件を満たした者を通過させてそれ以外を弾く機能のものだったけど、式神が触手を破壊してから機能を変えて何者の侵入も拒むものになった。
そのせいで補助の二人や俺は街から出られなくなって、討伐が終わるのを待っているしかなかった」
「なるほど……その辺りは伝えられていないな。
ギルドからは神喰らい率いる群れの討伐を行う事と、それが無事に成功したことだ」
「詳しくはルナに聞くしかないと思う。
でも、ギルドの規定に反していればルナは教えてくれない」
俺自身あまり詳しい事は聞けないでいる。
それはルナが目覚めてすぐこういう状況になったというのもそうだけど、規定があるから。
それに反した行動をとって、かつそれが本部に露見すれば処刑される恐れがある。
そんな事は避けたいから、それを思うとあまり依頼に対して質問は出来ないのだ。
……とは言っても結局は気になって仕方がなくて、だからルナに尋ねてしまうのだけど。
「なるほど……シルヴァ、感謝する。
これ以上は可能ならルナに聞くとしよう。
恐らくしばらくはセイルによって城に滞在させられるだろうからな。
二人とも討伐の後で体に疲れも溜まっているだろうし、丁度いい無料の宿だと思ってゆっくりしていってくれ」
「そうさせてもらうつもりだった。
ルナの傷も塞がってはいるけど、魔力をたくさん使ったしやっぱり無理はよくないから。
こういう風に色々と便利なところで休めるのは助かる。ありがとう」
ただセイルートの存在だけが、果てしなく邪魔だが。
流石に実の兄や彼を主としているジーク、そして王家に仕える侍従長の前ではそれは伏せ礼を述べる。
まあそんな考えはある程度筒抜けなようで、三人からは苦笑が返されたが。
「では、部屋を用意してありますのでご案内いたしましょう。
食事は如何なされますか?」
「簡単なものを届けてくれれば。
ルナは今日セイルートの部屋から出てこないから、そっちに…」
「畏まりました。そのように。
ではフレイ様、私はこれで。
ジークは任されていた仕事に戻るといい」
「はい。……シルヴァ様、明日にでも色々と話を聞かせてください。
恐らくその辺りには今回の件にも一段落ついているはずですから」
侍従長に促されてジークが頭を下げる。
その心遣いが有り難かった。
色々な事がありすぎて、少し話を聞いてくれる人が欲しかったから。
「私の方も色々とあったので、話せれば嬉しいです」
「じゃあ、二人で愚痴大会」
「大会、ですか。そうですね、そうしましょう。
お互いに苦労が多い人と一緒にいますから」
ではまた明日に。
そう言って立ち去って行くジークを見送りながら、正面に座った第一王子が笑いを零す。
「いやはや、まったく耳が痛いな。
確かにセイルの側近職もルナの弟子も気苦労が多そうだ」
「……確かに、色々と大変。
でも、そうだったとしてもそれ以上に俺はルナの傍にいたいから」
「…………そうか」
ふと笑みを消し、第一王子は視線を巡らせた。
その視線の先にある窓からは反対側の塔が見え、つまりセイルートの執務室の窓が見える。
「だが私はセイルとルナが一緒になればと思っている。
そうすれば私の弟は、幸せに過ごすことが出来るだろう」
「セイルートの為に、ルナを使う?」
「そうだな。私としてはやはり血を分けた弟が可愛い。
それにあいつは色々と抱え込んで、その弱さをルナにしか見せようとしない。
ルナが傍にいなければセイルは潰れてしまうだろう」
「……別に、貴方がどう思っていようと俺には関係ない」
俺の言葉に第一王子が再びこちらを見る。
そう、関係ないのだ。
だって俺はただルナが好きで、ずっと彼女の傍にいたいと望んでいるから。
それを叶えるのはルナであり俺である。
だから他人の言葉はどうだっていい。
――俺の望みを叶えるために、少し邪魔をしたりはするかもしれないけれど。
立ち上がって、不敬かもしれないけれど第一王子を見下ろす。
「俺はルナが好き。だから一緒にいるために頑張る。
全ては俺とルナのことで、貴方は関係ないと思う」
「……そうか。頑張るといい。
ただまあ、すべてはルナとシルヴァと、そしてセイルのことだと思うがな」
「………」
反論できない俺に第一王子はくすくすと笑った。
……少し悔しかった。
侍従長の案内で、用意された部屋に入り息を吐く。
ようやく完全に一人きりだ。
ジークはいいけれど、他の二人はやっぱり少し緊張するから。
ただ元々広々とした室内は一人だともっとそう感じられて、少し寂しい。
ルナが今晩セイルートのところに行っているせい。
一緒にいてくれれば、こんなこと感じないのに。
でも少しだけ、今夜ルナが一緒にいなくてよかったと感じている自分もいる。
だから普段は絶対にそんなことはしないけれど念話で引き下がったのだし。
―――ルナ。俺の好きな人。俺の大切な人。
ねぇ、聞いたら貴女は答えてくれるだろうか。
「あと、百年……」
それは、どういう意味?
十年程前にあったというセイルートとの事も気になるけれど、どうせ気に食わない内容だというのは分かっているし、何よりセイルートの事情などどうでもいい。
だから周囲やルナにそれをこちらから聞こうとは思わないけど、その言葉は違う。
話の文脈から考えれば、百年という数字は当然の事ながら三人のSSがこれから先つきあうであろう年月のことなのだろう。
煌炎は竜族で寿命は八百年ほど、氷雨は人魚の亜人と聞いたから二百年といったところか。
そして二人ともまだ自らの寿命の半分も生きていないと聞いた。
――二人のうち寿命が短いのは種族的な問題から当然氷雨の方で、彼を基準にあと百年、という計算は分かる。
でも、ルナは?
あの二人の発言や態度からいって、彼らにとってルナがあと百年を生きるというのは当然の、決まりきった事柄のようだった。
けれどどんなに強大な力を持っていたとして彼女は人族、寿命は俺達のような獣人と同じく百にも満たないはずだ。
なのに、何故。
最初は、ちょっとした違和感だった。
百年という数字がほんの少しだけおかしく思えて、でもそれが何故か分からずにそのままにしようとした。
でもあっさりと同意を示したルナの姿に違和感の正体が明らかになって、それから先はまるで堰をきったように疑問が湧いて。
まるで今まで目隠しをされていてそれを当然だと、疑問にも思っていなかったはずなのに急にそれが取り払われて、目の前に一気にたくさんの事実が広がったような。
そんな感覚と共に、俺はその違和感に気づいた。
「ルナは、人間……」
いくら彼女が自分で自分を人でない化け物だと言っていても、それは変わらないはずだった。
その気配や身に纏う香り、体の構造。
そのすべてが彼女が人族であることを示しているのだから。
けれど寿命を考えれば人というのは有り得ないことで。
でも、ルナは化け物なんかじゃない。
例え俺が彼女と出会った五年前から、彼女の姿が何一つ変わらなかったとして。
以前キングに見せられた過去の彼女の映像が、ただ服装を変えただけの、やっぱり今のままの姿を保ったそれだったとして。
外見だけを見るに二十代かどうかも怪しい彼女の過去が、数十年前のものまで他者の口から語られていたとして。
それでもルナは、絶対に、化け物なんかじゃないはずなのだ。




