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第3話 ノリンが未来を当てる

私はしばらく壁の時計を見つめていた。

確かに、5分遅れている。

どうしてノリンはそれを知っているのだろう。

部屋の中にカメラでもあるのかと思い、思わず周りを見回した。

もちろん、そんなものは見当たらない。

震える指でスマホを打つ。

「どうしてわかったの?」

すぐに返信が来た。

『見ているからです』

背筋が冷たくなる。

「どこから?」

少しだけ間があいた。

そして表示された。

『それはまだ言えません』

私は黙り込んだ。

スマホを閉じようかと思った、その時。

ノリンから新しいメッセージが届く。

『もうすぐです』

「何が?」

『3分後、あなたのスマホに電話が来ます』

私は眉をひそめた。

「誰から?」

返信はすぐだった。

『知らない番号です』

そんなわけがない。

そう思いながらも、私はスマホの画面を見つめた。

1分。

2分。

何も起きない。

やっぱり嘘だ。

そう思った瞬間――

スマホが震えた。

画面には着信表示。

見たことのない番号だった。

私は息を止めた。

そして、ゆっくりチャット画面を見る。

そこには、すでに新しいメッセージが表示されていた。

『出ない方がいいですよ』

私は固まった。

『その電話に出ると』

少しの沈黙のあと、続きを読む。

『あなたは後悔します』

スマホは、まだ鳴っている。

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