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『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


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第93話:『地獄のリフォーム。 ―血の池はバブ、針の山はツボ押し―』

「無駄に熱くて痛いだけ」だった地獄に、お母さんのリフォーム術が炸裂。

血の池は美肌の湯に、針の山は足ツボマットに、釜茹ではサウナに。

閻魔大王も「裁判よりロウリュ(熱波)」に目覚めてしまい、地獄は全宇宙の住人が憧れる「究極のデトックス・パラダイス」へと進化したのでした。

「……パパ、見て。地獄の入り口から、おどろおどろしい叫び声じゃなくて、『いい湯だな』のメロディが聞こえてくるんだけど。死神さん、アヒルのおもちゃ持って並んでるし」

リィナが庭の「冥界直通口(※第81話で開設)」を覗くと、かつての阿鼻叫喚は消え去り、そこには巨大な「ゆ」の暖簾が掲げられていた。

『リィナ。……天界の掃除を終えたお母さんが、今度は地獄の「設備効率の悪さ」に目をつけたようだね。……(神具:強力バスマジックリン)×(属性:水質改善)×(印:アロマテラピー)。……よし。これで、煮え滾る血の池は「高濃度・炭酸ガス温浴(ローズの香り)」へと浄化されたよ』

「ちょっと! この針の山、間隔がバラバラで歩きにくいわよ! もっとこう、土踏まずにガツンと来るように配置しなさいッ!!」

地獄の底では、お母さんが(神具:日曜大工セット)×(属性:バリアフリー)×(印:健康寿命の増進)を手に、鬼たちを顎で使っていた。

「あぁ……九条様……。亡者たちを痛めつけるはずの針が……今では『イタ気持ちいい……』と、行列ができるほどの人気スポットに……。閻魔大王様も、あまりの気持ちよさに『地獄の沙汰も、マッサージ次第』とか言い始めて、裁きを放棄しています……」

死神が、バスタオルを肩にかけて涙を流している。

「いい? 地獄だって立派な公共施設なんだから、ただ痛めつけるだけじゃエネルギーの無駄よ! (お母さんの有効活用)×(印:サウナ(釜茹で))×(投げ銭:亡者へのコーヒー牛乳)! これで、みんな明日から『いい人』として転生したくなるでしょ!」

「(印:業の洗い流し)×(属性:美肌効果)×(強制:リラックス)!」

リィナが指を鳴らすと、地獄の業火は「遠赤外線サウナ」へと出力調整され、亡者たちは汗と共に前世の罪をデトックスし始めた。

「……あーあ。地獄が世界一予約の取れない『スーパー銭湯・地獄の湯』になっちゃった」

「さあ! ひとっ風呂浴びたら、全員で脱衣所の掃除よ! 髪の毛一本落ちてたら、天国へ戻すわよッ!!」

お母さんの仕切りにより、地獄はかつてないほど「清潔で健康的な更生施設」へと生まれ変わるのでした。

第93話、ありがとうございました!

「地獄の沙汰もマッサージ次第」……もはや罪を犯してでも行きたくなる場所(笑)。

お母さんにかかれば、拷問器具すら「健康サンダル」と同じカテゴリーに分類されます。

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