表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

8/35

第8話:『村、浮上。 ―空飛ぶ要塞都市レガシー―』

「来るのが面倒なら、行けない場所へ行けばいい」。

リィナの超理論により、村はついに大地を離れ、空飛ぶ要塞都市へと進化を遂げます。

地上から隔離された「0.1秒の世界」は、もはや誰にも手出しできない聖域バグとなっていくのですが……。

「……よし。これで、うるさい隣人も来られないわね」

リィナは村の中央広場で、没収したばかりのバレンシア王国の国宝――巨大な「魔力結晶」を眺めていた。

彼女の指先が、流れるような動作で空中に巨大な幾何学模様を描き出す。

「ボス、何してんだ? まさか、その魔力でまたゲーム機増やすんじゃねーだろうな」

警備員のゼノンが、呆れたように尋ねる。

「違うわよ。……地面に置いておくと、いちいち王様とか魔王とかが来て面倒くさいでしょ? だから、物理的に距離を置くことにしたの」

「距離を置く? まさか……」

「(印:反重力推進)×(印:空間隔離)×(知識:超弩級浮遊要塞)。――いっけぇ」

リィナが地面を強く踏み抜いた。

ゴゴゴゴゴゴォォォォン!!

大地が悲鳴を上げ、村の境界線に沿って深い亀裂が走る。

次の瞬間、リィナの村は周囲の大地を切り離し、数千トンの土砂を伴って垂直に浮上を開始した。

「う、うわぁぁぁぁ!浮いてる! 村が空飛んでるぞ!!」

ゼノンが叫び、村人たちは窓から見える景色が遠ざかる様子に腰を抜かす。

「アルヴィス。高度5000メートルで固定。周囲に光学迷彩と自動迎撃システムを展開しといて」

「……御意。もはや『村』という規模ではありませんが……。主の平穏のため、完璧な要塞に仕上げましょう」

雲を突き抜け、太陽に最も近い場所へ。

地上には、ぽっかりと巨大なクレーターだけが残り、バレンシア王国の騎士たちは呆然と空を見上げるしかなかった。

「……ふぅ。これで静かになった。さて、ネットの続きでもしよっと」

リィナは、空に浮かぶ自分だけの「帝国」で、再びスマホを取り出した。

第8話、ありがとうございました!

ついには村ごと空を飛ばしてしまったリィナ。

高度5000メートルにWi-Fi完備の要塞……。もはやリゾート地ですね(笑)。

しかし、この「目立ちすぎる行動」が、運営のさらなる逆鱗に触れることになります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ