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『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


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第6話:『バグ取りはお断り。 ―運営(カミ)へのカウンター―』

村の娯楽化に激怒した「運営」がついに動きます。

送り込まれたのは、あらゆる存在を無に帰す「削除プログラム(クリーナー)」。

絶体絶命の消去波動を前に、リィナが放ったのは「削除を削除する」という、あまりにも理不尽な演算でした。

「……来たわね」

村人たちが魔導ゲームに興じる平和な広場。その空が、突然ガラスが割れるような音を立てて「剥離」した。

現れたのは、感情の欠落した無機質な白い仮面をつけた集団。

「対象:九条リィナ。世界の進行を妨げる致命的なバグと認定。――これより、当該エリアの『一括消去デリート』を開始する」

リーダー格の仮面が手をかざすと、村の建物が端からデジタルノイズとなって消え始めた。

ゼノンが叫び、アルヴィスが鎌を構えるが、デリートの波動は物理攻撃をすり抜けていく。

「主よ! 攻撃が当たりません! これは概念そのものを消去する術式だ!」

「概念ねぇ。……要するに、ただの『消しゴム』でしょ?」

リィナは動じない。むしろ、邪魔をされた不快感で指先がピクリと動いた。

「私の村を、勝手に消さないでくれる? (印:存在固定)×(印:因果逆転)×(投げ銭総額:全ツッパ)」

【システム:投げ銭50,000G突破。特殊権限『運営への干渉』を一時承認します】

「……今の私は、あんたたちより上の権限ユーザーなの。――【レガシー・デリート:削除を削除デリート・デリート】」

リィナが空間を「掴む」ような動作をした。

すると、消えかかっていた建物が再生するどころか、空に浮いていた仮面たちの体が、逆に「削除」され始めた。

「な……!? 消去プログラムが、逆流しているだと……!? バカな、我々は世界の法則そのもの――」

「法則? 私が新しい法則ルールよ。……ついでに、そっちのサーバー、少し重くしといたから。二度と来ないで」

リィナがパチンと指を弾くと、仮面たちは悲鳴を上げる間もなく、虚空へと吸い込まれて消えた。

同時に、空のヒビ割れも修復され、何事もなかったかのように静寂が戻る。

「……ふぅ。アルヴィス、カレー温め直して。冷めちゃった」

「……は、はい。……主、今のは……運営そのものを『ハック』したのですか?」

「さあ。ちょっとお返しをしただけよ」

リィナはスマホを見つめる。そこには、運営からのメッセージではなく、読者たちからの熱狂的な弾幕が流れていた。

毎日3本投稿目指していきます!

よろしくお願いします


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