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『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


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第26話:『神々のハローワーク。 ―世界の管理を丸投げする者たち―』

ポイント目当てに押し寄せる八百万の神々。

リィナは、彼らの「世界を救ってほしい」という願いを「一時停止」という力技で保留にし、神々をモールの店員として雇用します。

救世主になるのではなく、神様を「社畜」として使い倒す。

リィナの独裁(経営)は、ついに次元の枠を完全に踏み越えました。

「……だから、定員オーバーだって言ってるでしょ」

空中モールの受付カウンター。リィナの前には、もはや数えるのも馬鹿らしいほどの「神々」が、履歴書(羊皮紙から黄金の円盤まで様々)を持って行列を作っていた。

「リィナ様! 我が銀河は熱死寸前です! どうか、あなたの『掛け算』でエントロピーを逆転させてください!」

「こちら、我が世界の最高級の生贄(特産品のマンゴー)です! 10ポイントでいい、融資を……!」

神々は、もはや威厳の欠片もなかった。リィナが持つ「レガシーポイント」には、世界の物理法則を強引に書き換える『創世の余剰魔力』が含まれている。彼らにとって、リィナは神の上を行く「システムの所有者」に見えているのだ。

「ボス、こいつら全員、自分の世界を放り出してここに逃げてきてるぞ……」

ゼノンが、神々の持ってきた貢ぎ物の山を検品しながら呆れ果てる。

リィナは面倒そうに前髪をかき上げると、指先で巨大なホログラムを空中に描いた。

「(各世界の絶望)×(私の労働拒否感)。――はい、これであんたたちの世界、全部『一時停止ポーズ』にしといたから」

全宇宙の神々が凍り付く。

「な、何を……!? 世界を止めたというのか!?」

「勝手に滅びるのが嫌なら、止まってればいいじゃない。……代わりに、あんたたちにはこのモールで働いてもらうわ。雷神は『急速充電コーナー』、女神様は『ヒーリング・スパ』。ポイントが欲しければ、自分たちの力で稼ぎなさい。神様なら、24時間無休で働けるでしょ?」

リィナの冷徹な宣告に、神々は一瞬絶望した――が、次の瞬間には「レガシーポイントがもらえるなら実質タダ!」と、血眼になってシフト表に群がった。

「……テラ。あんたの同僚たち、意外と単純ね」

「あはは、神様なんてみんなそんなもんだよ。リィナの『掛け算』で管理されたほうが、自分で統治するより楽だって気づいちゃったんだね」

テラ(元・神様)がパフェを掬いながら笑う。

空中モールは、ついに「全宇宙の神々がバイトリーダーを務める」という、史上最もバグった商業施設へと進化した。

全宇宙をポーズ(一時停止)させて、神様をバイトとして雇うという発想……。

雷神がスマホの充電をしているモールなんて、面白すぎて誰も勝てません(笑)。

しかし、この「神様雇用」が、さらなる大規模なバグを呼び寄せることになります。

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