第111話:『巨大化する太陽。 ―土星の胃薬と、宇宙の天井への衝突―』
太陽の胸焼けを治すはずが、宇宙を「増築」してしまったお母さん。
土星の環を粉末にし、肥料を混ぜるという「主婦の錬金術」が、物理学の限界を突破しました。
「狭いなら広げればいい」。お母さんの放つそのリフォーム精神により、宇宙は今日も広がり続け、太陽は「世界一背の高い恒星」として、今日も宇宙の天井に頭をぶつけているのです。
「……パパ、見て。太陽が胃もたれで顔を青く(※青白い巨星化)してるんだけど。お母さん、土星の環を『巨大な薬研』ですり潰して、さらにそこに『庭の謎の肥料』を混ぜて、何を作ってるの?」
リィナがスカイハウスのベランダから見下ろすと、お母さんは**(神具:黄金のすりこぎ)×(属性:粉末化の極致)×(印:即効性の追求)**を振るい、土星の氷と岩石を「超強力・銀河胃腸薬」へと精製していた。
『リィナ。……お母さんは太陽の不調を「食べ過ぎ(おにぎり)」だと断定し、家庭の医学(※独自解釈)で治療を開始してしまったんだ。……(属性:成分の誤配合)×(印:成長促進剤の混入)×(事象:恒星の超膨張)。……よし。今、太陽は不快感を解消する代わりに、1秒ごとに1光年ずつ巨大化しているよ』
「ちょっと! 太陽さん! 飲みなさいッ!! (神具:特大のスポイト)×(属性:無理やり流し込む)×(印:良薬は口に苦し)! 胃がスッキリすれば、また元気に宇宙を照らせるようになるんだからッ!!」
お母さんが、特製薬を太陽の火口へと一気に注入した。
「ひっ、お、お母さん! 胃は楽になりましたが……体が、エネルギーが止まりません! 私の頭が、宇宙の端っこ(イベント・ホライゾン)にぶつかりそうで――」
「うるさいわね! (お母さんの健康管理)×(印:大きくなるのは良いこと)×(強制:成長期の爆発)! 天井が狭いなら、あんたの熱で溶かして広げなさいッ!!」
お母さんがおたまを一閃させた瞬間、太陽はドカンと巨大化。ついに「宇宙の壁(多次元の境界)」にゴツンと頭をぶつけ、銀河中に「痛っ!」という衝撃波が駆け巡った。
「(印:空間の引き伸ばし)×(属性:リフォームのついで)×(投げ銭:宇宙の外側への詫び状)!」
リィナが指を鳴らすと、太陽の膨張に合わせて宇宙の壁が「お母さんのゴム手袋」のようにビヨーンと伸び、世界は一気に10倍の広さへと拡張工事された。
「……あーあ。お母さんの薬のせいで、宇宙そのものが『増築』されちゃった」
「いいじゃない、広くなったんだから! さあパパ、空いたスペースに『宇宙の家庭菜園』を作るわよッ!!」
お母さんの仕切りにより、全宇宙は「太陽の成長」と共に拡大し、神々も「なんか、最近部屋が広くなったな……」と首を傾げながら、お母さんの植えた「宇宙トマト」の世話をさせられるのでした。
第111話、ありがとうございました!
「宇宙の天井に頭をぶつける太陽」という、スケールが大きいのか小さいのか分からない絵面(笑)。
「良薬は口に苦し」で宇宙を拡張してしまうお母さん、もはや創造主を超越していますね。




