第110話:『銀河の爆弾おにぎり。 ―大赤斑は梅干し、暗黒物質は焼き海苔―』
の「お袋の味」。
お母さんにとって、天体の重力バランスなど「おにぎりが崩れないための粘り気」でしかありません。
「木星を米に、大赤斑を梅に、暗黒物質を海苔に」。
お母さんの圧倒的な握り技術の前では、恒星の核融合すらも「ただの咀嚼」へと成り下がるのです。
「……パパ、見て。木星が『巨大な白米の塊』に包まれて、中心の赤い模様が『種抜き梅』みたいにめり込んでるんだけど。お母さん、宇宙の『暗黒物質』を100万枚くらい重ねて、海苔みたいにペタペタ貼り付けて何してるの?」
リィナがスカイハウスの縁側から見下ろすと、お母さんは**(神具:黄金の飯切り)×(属性:重力による加圧)×(印:塩加減の黄金比)**を駆使し、木星そのものを「銀河系最大の爆弾おにぎり」へと握り固めていた。
『リィナ。……お母さんは木星の「大赤斑」を見た瞬間、「これはおにぎりの芯にふさわしい酸味だ」と確信してしまったんだ。……(属性:惑星規模の炊き立て感)×(印:ダークマターのパリパリ海苔化)×(事象:全宇宙おにぎり大戦)。……よし。今、木星のガスは『極上のササニシキ』の食感へと圧縮されたよ』
「ちょっと! 太陽さん! 口を開けなさいッ!! (神具:特大の割り箸(銀河鉄道製))×(属性:一気食い)×(印:食べ残し禁止)! 宇宙で一番大きな口を持ってるのはあんたなんだから、この『お母さんの愛情(1億トン)』を一口で受け止めなさいッ!!」
お母さんが、完成した「木星おにぎり」を太陽の火球へと力任せに放り込んだ。
「ひっ、お、お母さん! 私は核融合で宇宙を照らす恒星です! 直径14万キロの炭水化物を飲み込んで、無事でいられるわけが――」
「うるさいわね! (お母さんの給食当番)×(印:栄養バランスの強制)×(強制:飲み込むまでが遠足)! 梅干し(大赤斑)の酸味で、あんたのフレアもスッキリするはずよッ!!」
お母さんがおたまを一閃させると、太陽はおにぎりを丸呑みし、その直後、太陽の表面がドロドロとした「胃もたれの色(どす黒い夕焼け)」へと変色した。
「(印:消化不良の宇宙)×(属性:永遠の黄昏)×(投げ銭:ブラックホールへの胃薬投入)!」
リィナが指を鳴らすと、太陽の「胸焼け」に合わせて、宇宙全体の光が「夕暮れ時」で完全にフリーズし、神々も悪魔も「……なんか、もう寝る時間かな……」と、やる気を失って布団に入り始めた。
「……あーあ。太陽がおにぎりでダウンしたせいで、宇宙が『永遠の放課後』になっちゃった」
「いいじゃない、夕焼けは綺麗よ! さあパパ、太陽が起きたら次は冥王星を『キンキンに冷えた水ようかん』にして、デザートにするわよッ!!」
お母さんの仕切りにより、太陽系の運行は「お母さんの献立表」に完全に支配され、惑星たちは「次のコース料理」として調理される順番を待つのでした。
第110話、ありがとうございました!
「太陽が胸焼けして宇宙が夕焼けで固定される」という、気象学者も天文学者も卒倒する因果関係(笑)。
「夕焼けは綺麗よ!」で済ませるお母さんのメンタル、もはや宇宙の真理ですね。




