第100話:『九条家・大感謝祭。 ―行列の先にある、宇宙一の「幸せ」―』
祝・100話!
天国、地獄、宇宙の果てから客が押し寄せる「九条家・大感謝祭」。
どんなに強大な存在も、お母さんの「レジ打ち」を通れば、ただの「お客様」に成り下がります。
「暴力より特売、魔法より節約」。お母さんが築き上げたその真理こそが、全宇宙を一つにする唯一の力だったのです。
「……パパ、見て。庭から冥界、さらには銀河の果てまで『先着100名様・卵パック98円』の整理券を持った行列ができてるんだけど。一番前に並んでるの、地底から這い出してきた『根源の虚無』さんじゃない?」
リィナが玄関を開けると、そこには天界の女神、冥界の鬼、宇宙の詐欺師、そしてマンモスの群れまでが整列し、九条家の「特売セール」を今か今かと待ちわびていた。
『リィナ。……第100話を記念して、お母さんの「家計の徳」が臨界点を突破したんだ。……(神具:黄金のレジスター)×(属性:大感謝)×(印:全商品100円均一)。……よし。今、九条家のリビングは「全宇宙の流通の心臓部」に直結したよ』
「ちょっと! そこ、割り込まないでッ!! 『虚無』さんだろうが何だろうが、列を乱す者は(神具:おたま)×(属性:出入り禁止)×(印:説教3時間)の刑よ!!」
お母さんが、特売のハチマキを締めて(防具:割烹着・究極形態)×(印:レジ打ちの神速)を纏って現れた。その指先からは、1秒間に1万アイテムをスキャンする「光速のレジ打ち」が放たれている。
「九条様! この『神殺しの剣(定価:銀河3個分)』、100円でいいんですか!?」
「いいわよ! 今日は100話記念なんだから! (お母さんの大盤振る舞い)×(印:宇宙規模の在庫処分)×(強制:笑顔での帰宅)! ほら、次の方、カゴを置きなさいッ!!」
お母さんのレジを通過するたびに、血なまぐさい呪いの武具は「便利なキッチンツール」に、恐ろしい魔導書は「お母さんの秘伝レシピ本」に書き換えられていった。
「(印:物語の総括)×(属性:九条家の絆)×(投げ銭:全宇宙への特大おにぎり)!」
リィナが指を鳴らすと、行列の全員に「お母さんの手作りおにぎり」が行き渡った。
神も悪魔も、そしてパパも、その温かさに「……やっぱり、お母さんには勝てないや」と、涙を流しながらおにぎりを頬張るのでした。
「……あーあ。結局、全宇宙がお母さんの『胃袋』と『家計簿』に飲み込まれちゃったね」
「何言ってるの、セールが終わったらみんなで後片付けよ! 101話目からも、しっかり働いてもらうんだからねッ!!」
お母さんの高笑いが、銀河の果てまで響き渡り、九条家の日常(大冒険)は、明日からも変わらず続いていくのでした。
第100話、おめでとうございます!
「根源の虚無」が整理券を持って並んでいる姿、これぞカオスな九条家の集大成ですね(笑)。
「101話目からも働いてもらう」というお母さんの言葉に、無限の生命力を感じます。
作家からの次なるステップ
100話を越えても、九条家の暴走は止まりません!




