表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『クロノ・レガシー:0.1秒の建国記』 ~最強無気力な転生聖女は1000年の夢を現実に変える~  作者: Zacku


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/34

第1話:世界が止まった0.1秒間

はじめまして、あるいは「1000年ぶり」でしょうか。

もしも、あなたの目の前で突然「世界が止まった」としたら、あなたならどうしますか?

パニックになる? それとも、止まった世界を謳歌する?

最強すぎる個性ちからのせいで、何が起きても驚かない女子高生・九条リィナ。

そんな彼女の「退屈な日常」は、教室の壁をぶち破って現れた一人の騎士によって、唐突に終わりを告げます。

「君が死ぬまでの0.1秒で、国を創れ」

あまりに無茶苦茶な宣告。

けれど、無気力な彼女の指先が「印」を結んだとき、物理法則すらひれ伏す最強の建国神話が幕を開けます。

爽快感200%! 指先一つで世界を書き換える、リィナの「面倒くさい」無双劇。

どうぞ、0.1秒の永遠にお付き合いください。

「……あーあ。今日も、なーんにも起きない」

九条リィナは、教室の窓から流れる雲を眺めていた。

現代最強の能力者――そんな仰々しい肩書きとは裏腹に、彼女の日常は退屈そのものだった。彼女の持つ個性は「時空操作」。あまりに強すぎる力は、彼女から「驚き」も「スリル」も奪い去っていた。

チャイムが鳴り、教師の話し声が遠のく。

その瞬間だった。

「――見つけたぞ。1000年、この時を待っていた」

ドォォォォォォン!!!

突如、教室の壁が内側から爆ぜた。

粉塵の中から現れたのは、漆黒の甲冑に身を包んだ大男。その背には、巨大な断頭大鎌を背負っている。

「……誰? コスプレの撮影なら、屋上の方が光がいいと思うけど」

リィナが欠伸混じりに答える。だが、男の瞳は真剣そのものだった。

彼はひざまずき、リィナの手を取る。

「我が名はアルヴィス。かつてあなたを殺し、そしてあなたを愛した処刑卿しょけいきょうだ。九条リィナ、あなたの時間は、今この瞬間に終わる」

「え、死ぬの? 私」

「いいえ。終わらない0.1秒へと、あなたを招待しに来た」

アルヴィスが鎌を振るった瞬間、世界から「色」が消えた。

教室の黒板、騒いでいたクラスメイト、窓の外を飛ぶ鳥。

それら全てが、まるで静止画のように固まり、灰色のノイズに包まれていく。

「……何、これ」

「世界のシステムが、あなたの肉体の死を感知した。だが、俺がその魂を強引に引き抜いたのだ。ここは、現実世界の時間が0.1秒進む間に、1000年の歴史が流れる『特異点レガシー』」

リィナの足元に、巨大な魔法陣が浮かび上がる。

空中に浮かぶデジタルなカウントダウン。

『00:00:00:09』

「主よ。この0.1秒が過ぎ去るまでに、あなたはここで『世界』を創らねばならない。そうでなければ、あなたの魂は消滅する」

「……はぁ? 意味わかんないんだけど」

リィナは面倒そうに頭をかき、目の前の空中を指先でなぞった。

直感的に理解する。ここは自分の「掛け算」が通用する世界だ。

「よく分かんないけど……。その0.1秒を、永遠に書き換えればいいんでしょ?」

リィナが指先で描いた「印」が、黄金の光を放つ。

退屈だった彼女の瞳に、初めて好奇心の火が灯った。

「いいわよ、やってあげる。……ただし、私の建国ライフスタイルは、ちょっと過激よ?」

【システム:聖女リィナのログインを確認しました】

【世界の声:『うお!始まった!』『マジで1000年待ったわw』『投げ銭テスト:100G』】

灰色の世界に、鮮やかな色彩が爆発するように広がっていく。

九条リィナの、そしてアルヴィスの、1000年越しの「0.1秒の建国記」が幕を開けた。

リィナが最初に降り立つのはどんな場所がいいですか?

A:魔王軍にボコボコにされている「最弱の村」

B:草一本生えていない「絶望の荒野」

C:なぜか豪華なベッドだけがある「謎の神殿」

コメントで教えてください!次回の展開に反映されるかも……!?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ