【梧桐志鳳】の大罪
「もしも、人生の全てを知ってしまったら、君はどうする?」
向かいの席に座った赤髪の女性に話しかける。笑顔も見せず機械的に食事をする彼女の姿は、まるで鏡に映した僕自身だ。
「自分の誕生から辿るべき結末まで、全てが書かれた脚本を覗き見てしまったとして。それから先の余生を、君はどう過ごす?」
「今日は珍しく饒舌かな」
彼女は揶揄うわけでもなく、事実を日記に記録するような無関心さで呟く。
僕も彼女個人に興味はない。過去のシグネットで彼女の素性は既に読み取っている。
古の女王『ベート・バトゥル』が封印された器。ただし、女王を完全に押さえる事はできておらず、近い内に肉体を奪われるだろうと僕は予想していた。
総じて、どうでも良い。僕達は行き付けの喫茶店が被っただけの仲だ。互いに避ける理由もないので顔見知り程度にはなったが、友人でも何でもない。
「私は見なかった事にするよ」
「え……?」
想定外の答えに、僕は思わず聞き返した。しかし、彼女が紫色の瞳の奥で何を考えているのかまでは読めない。
「全部忘れたフリをして、何も知らない馬鹿になるかな。演技だよ、演技。貴方は責任感が強そうだから、そういう不真面目な事はできないかもしれないけどね」
「演技……」
「そう。人間なんて皆、適当な自分を演出して生きてるんだから」
演出。
彼女が投げやりに放った言葉が僕の中で乱反射する。何故だか分からないが、それはとても魅力的な提案に思えた。
演技、演出。アイデアが湧き出して止まらない。不思議なものだ。少し前まで感じていた閉塞感が消え、世界が鮮やかに照らし出される。
その灯の中心には赤髪の彼女がいた。
「君の事が知りたい」
「え?」
今度は彼女が聞き返してくる。僕は少し考えて言葉を続けた。
「……得意な事とか」
「貴方はどうなのかな?」
「僕は……救える。世界を救える」
迷いながら言い切る。これが今の僕にできる、唯一の自己紹介だった。
「あはは、何それ! あははははは……っ!」
彼女が初めて笑った。愉快げに目を細めながら、肩を叩いてくる。
「女の子の口説き方が下手過ぎだね。もっと色んな人と交流して、経験を積んだ方が良いんじゃないかな?」
「女の子……。君、何歳?」
「あはは、ほら、そういうところ。女性に年齢を訊いたら駄目なんだよ」
笑いと一緒にコーヒーを飲み込んだ。
「得意な事か……。私はやっぱり料理かな」
「どれくらい?」
「少なくとも、この喫茶店のお菓子よりは美味しい料理が作れるよ」
「比較にならない。そもそも、ここの菓子は普通に不味い」
「それは確かに、その通りかな」
「なんだとー!」
紫の髪を頭の前で二つ結びにした女性が、店の奥から走ってくる。
「お? お? このアイドル的看板娘ツァディーちゃんの手料理に何か文句あるかお? もう一度言ってみるお、青髪」
彼女は肩をぐるぐる回しながら威嚇してきた。
「こんなレベルでも喫茶店って開けるんだね。私も開こうかな」
「よーし、料理対決だお、赤髪! こっちが勝ったら2人で並んで土下座する事! 負けたら……まあ、この店の看板を降ろしてアイドルにでも転身してやるお!!」
「私は別に構わないけど……」
「ん、僕も手伝う」
世界が回り出す。
「貴方は味見役だよ。さあ、久々に張り切って……笑えるくらい美味しい料理を作ろうかな」
「……? 何で?」
「だって、私だけ爆笑しちゃったのが悔しいから。貴方も笑ってくれないと、ね」
彼女が微笑んだ。僕は理解できない感情を抱きながら、その笑顔に目を奪われる。
──まだ蝋燭の火よりも小さいこの熱を護りたいと、僕は思った。
この異界を理解する必要がある、とラミナ戦の傷を癒しながら考えた。
まだ舞台は終わっていない。ならば、現場で起きたトラブルの解決は演出家の仕事だ。ただ、役者と背景が切り替わっただけの話。
「よー、ハーレム王ー」
「……名前で呼んで。あと、プレイスホルダーは女性扱いすると怒るから注意」
避難所の中で乾パンを齧っていると、プリンのような髪色の青年──ナサヤが話しかけてきた。僕達にとっては覚えたての……この異界の言語である。
「ちょっとした冗談だぜー。アンタの固い顔を解そうと思ってな」
「無表情は生まれ付き」
喜怒哀楽の表情は人間である証明だ。誰かの心に自分という存在を刻んでしまう。そうなると取り返しが付かない。失う事に耐え切れない。僕はよく知っている。
願わくば、2周目の世界の皆には僕が演出した舞台だけを記憶して欲しい。何も失わないハッピーエンドを享受して欲しい。
……そこに僕がいなくても。
「志鳳、って言ったな。アンタ……いや、アンタら、本当に人間かー? 神格精霊とかじゃなくて?」
ナサヤから害意は読み取れないが、隠し切れない畏怖の念を感じる。超越者である僕達が日常的に浴びてきた視線だ。気にはならない。
しかし、未だ異能を晒していない僕に対してこの態度……彼は他者の力量を見抜く感覚が鋭敏なのだろう。……知覚系? いや、安易に在界の基準に当てはめるのは危険か。
「精霊……?」
「あー、こういうヤツ」
ナサヤが小さなコインを上に投げると、ヒュンヒュンと飛び回った。そして、彼の頬にペチペチと体当たりする。
「おい、甘えるのは止めろってー」
「異能が自律して動いてる……? 生物系のシグネットでもなさそうなのに……」
僕が驚いていると、エネルギーが尽きたようにコインがポトリと落ちた。
「ありゃりゃ、流石に適当な依代じゃ長く保たないぜー。ま、何となく分かっただろ?」
つまり、この世界では人間が直接マナを扱わず、『精霊』というエネルギー体に代理で異能を行使して貰っているらしい。
「てか、あの金髪の姉……兄ちゃんは精霊じゃないのか? 精巧に作られてるけど、生身の肉体とは違うよなー?」
「プレイスホルダーは『直魂』と呼ばれる幽霊のような存在。……もしかすると、この世界では精霊に分類されるのかもしれないけど」
僕は会話と同時並行で過去を読む。見知らぬ場所での情報収集において、僕ほど優れた異能者は他にいない。
「1つ、質問したい」
「おー、何でも訊いてくれよー」
いや、1つで充分だ。この世界に長居するつもりはない。元の世界に戻らなくては。
「魔王、って何?」
ナサヤは一緒に魔王を倒して欲しいと言った。おそらく、それが帰還の鍵になる。僕の閃きがそう予感していた。
「──呪いの魔王『フォビア』」
ナサヤが痛みを堪えるように俯く。
「この世界を終わらせようとしてる、目茶苦茶ヤバい奴の事だぜー」
「避難所の外に出るぞ、志鳳君!」
「流石、アイン。話が早い」
緑髪の友人に対して、僕は親指を立てた。ウールーズのリーダーである幕楽が眠っている今、僕達を止める者は誰もいない。
「正気かー? あのなー、志鳳。アンタにゃまだ言ってなかったが、外には不死身の化け物や馬鹿デカい彫像がうじゃうじゃと……」
「知ってる」
僕はこくりと頷いた。ナサヤの過去を読んだので、既に概要は把握している。
「つまり、半終末」
「そういう事だぞ。どうやらこの世界は、在界と似た状況にあるらしい。プレイスホルダー君が起きたら確認する予定だが、おそらく摂理も大きく破損している」
「じゃあ、魔王の正体は……」
「「黙示録」」
僕とアインの声が重なった。
「志鳳さん達、外に行くんですかぁ? 私も体を動かしたいんですけどぉ」
紫色のサイドテールを弄りながら、杜鵑花が近付いてくる。
「駄目だ。まずは現状動ける最高戦力である私達が偵察に行く。君は気絶している幕楽君達の護衛に残ってくれ」
「はぁ? 貴女が私よりも強いなんて、目を開けたまま寝言を言うのが上手いですねぇ? 最近は余裕で勝ち越してますしぃ」
「たった1勝差を誇張し過ぎだ。とにかく、大人しくここで遊んでいる事だぞ。頭の中にギャンブルしか詰まってないお子様の君なら、避難所の子供達とも気が合うだろう?」
「1発、蹴りますぅ」
2人の喧嘩は通常運転なのでスルーだ。
「志鳳さん、私も残って幕楽さんを護るわね!」
「ん、サラート。任せた。……あと、プレイスホルダーも護ってあげて」
サラートが大きな胸を叩いて宣言してくれたので、ハーフアップの橙髪を撫でておく。
「ちょっと、勝手に話を進めるなよなー! まだ、アンタらが何者なのかも……」
「リーダー、撃針の信桜幕楽。副リーダー、壟断の梧桐志鳳」
僕は幕楽の分まで答えた。
「そして、真の副リーダーにして世界の命運を握る超天才、幻像のアイン・ディアーブル!」
「事実上、副リーダーはこの私ぃ。泡沫の山藤杜鵑花ですぅ」
「陰の副リーダーと噂される、聖傅のサラート・シャリーアよ! ついでに、向こうで寝てるのが、無涯のプレイスホルダーさん!」
「6人合わせて……」
「「「「ウールーズ!!」」」」
決めポーズまで完璧な仕上がりである。皆で名乗りを練習しておいて良かった。
「ったく、神ってのは何処の世界も……」
ナサヤが深々と溜め息を吐く。
「合わせるのはいつも、人間の側でなくてはならない、ねー……。オッケー、分かったぜー」
彼は服の下から三節棍を取り出した。
「せめて、俺達に希望を見せてくれよー。異界の神々、御一行様?」
秩序なく彷徨う烙印者の集団に、僕は迷いなく飛び込んだ。光の槍を連続で放ち、四肢を吹き飛ばしていく。
『口伝──燦然たる開演』
ラミナの人格パターンをシミュレーションし、近寄ってきた敵は拳で打ち砕いた。
『手応えがない』
直近で戦った洗礼のラミナ・クルシフィックスと比べると、あまりにも弱い。
彼女は絶対的な異能を持っているにも関わらず、祝福の宿る心身も極限まで鍛えていた。弱点と呼べるのは『これから動く先の時間遅延を事前に解除する』という制約のみ。
「来い、弓の神格精霊ー!」
ナサヤが見えない弓に矢をつがえるような仕草をする。周囲の空間がギリギリと軋みを上げた。
「──我、傲慢の罪を禊ぐ者なり。破魔矢!!」
烙印者の体が風船のように弾ける。在界の強者達と比較しても、威力は悪くない。
『口伝──見かけ倒しの試作品』
僕達が動きを止めた烙印者に向けて、アインが固有術式を発動した。
『模造──鳥籠!』
巨大な鳥籠に押し込まれた烙印者は、完全に自由を奪われてしまう。
「近場の敵は一掃できたぞ。それにしても、ナサヤ君。自信なさげにしていた割りには、予想よりも戦えるな」
「そりゃ、どーも。……って言いたいとこだが、俺の場合は契約精霊のおかげだぜー」
ナサヤは微妙な表情で頭を掻いた。
「俺・エメラルド・アレキサンドライトの3人は、それぞれ神格精霊と契約してるからなー」
「神……。超越者も神と呼ばれる事はあるが……」
「あー、それなー。アンタらの存在は霊能者よりも神格精霊に近いんだよな。端的に言って、人間にしてはあまりにも強過ぎる」
アインが首を捻る。
「この世界ではヒトが最強じゃないのか?」
「当たり前だろー? 人間なんて精霊や神の前では無力だぜ。だが……」
ナサヤは虚空に感情をぶつけるように、三節棍をヒュンヒュンと振った。
「そんな神格精霊の抵抗も、呪いの魔王『フォビア』には敵わなかった。アレキサンドライトの眉唾な召喚術に賭ける程度には、絶望的な状況だったわけだー」
「それで、僕達がこの世界に来た」
「巻き込んで悪いとは思ってるぜー? 殺されても納得するくらいにはな」
僕はアインと顔を見合わせる。
「そんな無駄な事はしない。僕達も緊急事態だったから、この世界に召喚されて助かった」
「不幸中の幸いだぞ」
「そうか……そりゃ良かったぜ」
ナサヤの声は酷く震えていた。
「良いですかぁ、ルビーさん。博打は還元率の高いモノを狙うんですよぉ? こうやって胴元の養分にされちゃ駄目ですぅ。という事で、この飴は勉強代として徴収しますねぇ」
「えーん、えーん」
「子供相手に何をやってるんだ、君は……」
避難所の女児を泣かせていた杜鵑花に、アインが呆れながらツッコミを入れる。
「もう帰ってきたんですかぁ?」
「ああ、とりあえず近辺の安全確保はできた。私は疲れたから仮眠するぞ。志鳳君は?」
「僕はナサヤと話す事があるから」
ナサヤの方を見ると、執事服の女性が色々と世話を焼いていた。
「旦那様! ご無事で何よりでございます! お怪我があれば直ぐに……」
「大袈裟だなー、エメラルド。いつもやってる仕事だぜ? ま、今回はスペシャルゲストのおかげで、かなり捗ったけど」
「ナサヤ、遊ぼ」
「また今度なー、サファイア」
ナサヤは苦笑しながらエメラルドをあしらい、駆け寄ってきた子供の頭を撫で、僕の方へやってくる。
「モテる男」
「よせやいー。リーダーだから頼られてるだけだっての。エメラルドの場合は恋愛ってより信仰に近いしな。いずれ、俺を崇める『ナサヤ教』とか作り出さないか心配だぜ」
僕はナサヤに案内されて、避難所の奥にある彼の部屋に入った。
「様式美だから訊ねておく」
ナサヤの首を素早く掴む。異能者のように祝福を受けていない彼は、僕の伸ばした手に全く反応できていなかった。
だから、反応したのは……他の何か。
「僕に隠し事が通じると思った?」
射線にナサヤを挟むように動かす。これで弓の神格精霊は無力化した。
そして、最後の1体を睨み付ける。
「偽りを司る神格精霊『カウンターフィト』。切り札を隠してたのは、ずっと分かってた」
「っ! 何もかも、お見通しかよ! 反則的な能力だぜ!! ……ぐっ!?」
僕は彼の首を握る手に少し力を入れてから、床に投げ落とした。
「げほっ、げほっ……!」
「僕達の世界で流行っていた漫画がある」
「あ、あー……?」
困惑の声を無視して続ける。
「作者は白河夜船。タイトルは──『大罪のナサヤ』」
「……!?」
「彼女がナサヤの世界について知ってるのは、渡界者だからで説明が付く。では、何故この世界の詳細を向こうで広めようとしたのか」
部屋の中をゆっくり歩く。これも演出だ。視線誘導のテクニック。観客を圧倒するシーンを作るには、没入感を高める必要がある。
「白河夜船……この世界での名前はヨフネ。彼女は世界を繋げたかった。カウンターフィトは元々、ヨフネの契約精霊だったはず」
「……そうだ。だから、ヨフネがいなくなった時に、俺が代わりに契約を……」
「でも、実はその契約は切れてなかった」
ナサヤは絶句した。
「ヨフネは考えた。偽りの神格精霊と繋がった自分が『大罪のナサヤ』を広める事で、世界間の結び付きが強まるのではないか。そして、いつか、元の世界に……」
ナサヤが顔を手で覆う。
「……はー、ヨフネらしいぜー。そんなの天文学的な確率だろ?」
「人は大切なモノの為なら、悪魔にも奇跡にも縋る。僕はそれを笑わない」
「……ったく、神ってのは何処の世界も……」
さて、ここからが本題だ。
「……言い訳になるが、カウンターフィトを隠してたのは害意あっての事じゃないぜー。コイツは臆病で戦闘が苦手なんだ」
「それは、ごめん。僕は事実しか読み取れないから、内心は覗けない」
「オッケー、状況が状況だしなー。過敏になっても仕方ない。って事で、互いに水に流そうぜー」
ナサヤが疲れたように息を吐く。
「それで、僕が訊きたいのは元の世界との繋がりの方。カウンターフィトに頼んで、帰還させて貰う事はできない?」
「ちょっと待ってくれー」
ナサヤは見えない何かと暫く会話し、顎を触りながら言った。
「今すぐには無理だぜー。世界に悪い気が満ちて、カウンターフィトが弱体化してる。プラス、魔王の能力だな。万全の状態になれば、アンタらを戻せるらしいが……ただし……」
「時間制限がある。僕達が世界間を移動した痕跡が消えたら、元の世界を辿れなくなるから」
「そういう事だぜー。……ごめんな」
奥歯を噛み締める音がする。
「世界がこうなったのは俺が……魔王を殺し切れなかったせいなんだ。最大のチャンスを無駄にしちまった。それが俺の『大罪』」
彼の謝罪は僕1人に向けたものだったのだろうか。それとも……。
「要するに、この世界を滅亡の危機から救えば帰れる。単純で分かりやすい」
指を1本ずつ折り込んでから、強く拳を握る。
「僕が世界を……」
「話は聴かせて貰ったわ、志鳳さん!」
その静けさをぶち壊すように、3人の人影が部屋に飛び込んできた。
「この天才の知恵が必要だろう?」
「刺激的な話には、私も混ぜてくださいよぉ」
「皆でやった方が確実よね!」
「ん、間違えた」
僕は言葉を訂正する。
「──僕達が世界を救ってみせる」
ナサヤが驚いたように目を見開く。
「……アンタ、そんな顔で笑うんだなー」
僕はふと懐かしい感覚を思い出した。僕という人生が幕を開けた、あの日の事を。
「僕達の舞台をちゃんと観てて。直ぐにナサヤも心の底から笑えるようにしてあげる」
「何だー、急に?」
「何でもない。ただ」
胸に手を当て、変わらぬ熱を確認する。
「僕だけ笑ったのが、悔しいから」
皆が部屋を出て行った後、ナサヤが僕の肩を叩いた。
「なあ、アンタ。正直、大きなお世話かと思ってたが、敢えてお節介を言わせて貰うぜ」
振り向くと、彼は真剣な眼差しでこちらを覗き込んでいる。
「死ぬなよ」
僕は何も答えなかった。
「こんな世界にいると、自然と分かるようになっちまってな。死の運命を受け入れてる奴の……」
「大丈夫」
最後まで聴く必要はない。僕だって飽きるほど考えた事だ。黙示録が全滅し、世界に刻まれた全ての歪みが解消され、物語がハッピーエンドを迎えた、その時。
──黙示録の歪みが生み出した遺物はどうなるのか、なんて。
「全部、あるべき形になる。それだけ」
演出家は無表情の仮面を被り直す。誰かの心に自分という存在を刻んでしまわないように。




