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石井さん家の妹さん  作者: 小倉十和
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妹と映画とゲーセン


「お兄ちゃん、明日から某アニメの映画が始まります。

 が……夜勤なんです!!」


と妹が嘆いてる中、アイスのパッケージを開けながらを


「社畜おーつー。」


「だから明後日一緒に行こう!」


「いいお。」



と映画を見る約束をした。





――――――――――――――― 映画当日。





「いえええええい!映画日和だZE☆

 朝日がまぶしいZE☆」


と言って夜勤明けのハイテンションで喋っている。


「とりあえず、落ち着け。しかも語尾もやばいけど、

 今の時間は午後14時だからなー。」


本当に太陽の光で眩しい眩しいってうーって唸ってる中、時計を見るとまだまだ時間的に早いからゲーセン行こうってなって施設に入るも


「わ!凄い!私の嫁のフェギュアとトートーバック、それにラバストがある!!」


とアクリル板に張り付いて目をきらきらさせ見てたが、


「夜勤明けは目が死んでたり頭が回らないから明日取りにくるー。」


っていってふらふらと違う台を見ながらぺろぺろチョコの雪崩を崩しもぐもぐとそれを咀嚼し違う台をぼーっと見ている。


「……やってみるか。」








「やめて!!!もういいよ!!!」


と妹が泣きそうになりながら俺に綴りついているが俺は止めない。






「本当にもういいから!!!破産するから!!!

 お財布の中身が寂しいことになるから!!!!

 いいからやめてえええええ!!」


「ここまできたらやるだろおおおおお!!」



「やめようよ~!!泣

 明日来るから!もういいから!!!」


とゲーセンのスタッフが来るまで妹と兄の戦いは終わらなかった。







PS:)「もし宜しければ、お手伝いしてもいいですか?」

  

  「お兄さん……!泣」


  「「ありがとうございます!泣」」


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