妹、寄り道する
「今日暇だったら3人でカラオケ行かない?」
と栗林さんが石井ちゃんと俺に提案してきたので、
「オッケー」と返事をしたが、
申し訳なさそうに石井ちゃんが
「あ、ごめんなさい。カラオケ行く前に途中寄りたいとこがあるので現地集合でもいいですか?」
と言ってきた。
すると栗林さんが「危ないから野中氏連れて三人で一緒にいこうよ。」と言い「ありがとうございます!」といい各自仕事に戻ったが…
栗林さん大丈夫なのかな…。と一瞬思ったが大丈夫かと思い持ち場に戻った。
――――――――――――――――――――――18:00頃
「って……
アニメイトかよおおおおおおおおおお!」
「……。」
栗林さんが嘆いてる後ろからひょっこり顔を出して
ニコニコしながら
「新しく出るゲームがあったので買いに来たんです!」
と言ってずるずると栗林さんを引きずってアニ〇イトに入店するもちょこちょこ通り過ぎる人たちがこちらを見ていることに栗林さんが俺たちにいうと
「栗林さんったら入口で渋るんですもん!
そりゃ目立ちますよ。
ねえー、野中さん!」
「そうだね。目立つね。」
と言ってるが入口で騒いだこともそうだけど、俺の身長と石井ちゃんと栗林さんの顔面も相まってるとは言うまでもない。
「で、ソフトはどこ?」
「あ!ありました!ありました!レジに行ってきますね!」
「「ほんと、石井ちゃんはブレないね(よね。)」
PS:)「お兄ちゃん聞いて!初めて職場の先輩と
アニメイトとカラオケ行った!」
「……嬉しかったな?」
「うん!」
嬉しいことがあってお兄ちゃんに報告する妹でした。