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石井さん家の妹さん  作者: 小倉十和
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妹の思考を考える


「利樹、夜勤終わってるはずなのに杏奈と連絡がとれないでいるんだけど連絡来てたりする??」


と母が俺に聞いてきた。スマホを見るも、


「連絡は来てないよ。電話してみよっか。」


「お願い。」


と言われ連絡するもコールの音のみ。

うーん、メッセージを送っても既読が付かない。


うーんと考える。


「あれかしら、推しが亡くなったのかしら……?」


「いや、そしたら寝込むしなんなら精神的にヤバくなるから熱出てぶっ倒れるか引きこもるかだから大丈夫だと思う。」


うーんと、母と頭を悩ませる。

雑誌と漫画、ゲームは最近だとネット特典が欲しいからネット注文していたし、ゲーセン行くなら電話来るし……。


「「うーーーーん。」」


考えろ。妹の行動を予測しろ。考えろ、考えるんだ。利樹お前なら出来る……!!


「あ……。わかった。」















「ごめんなさああああああああああい!!」


と帰ってきた途端、母に見事な土下座を決め込んだものの母の怒りは収まらず


「今日とっても楽しみしてたのに!!!!!にゃ○こ先生のBIGねいぐるみ!!!」


「ごめんって。連絡する所じゃなかったんだって!!」


と妹はぴえぴえいいながら言っている。


「で、妹よ。結局はどうなった。」


「1番くじ買占め成功しましたー!!!!ありがとうございます!夜勤明け最高!」



そう、妹は一番くじを買占めに行くために職場の老人ホームから全力でやっているコンビニなどをハシゴする為に連絡する暇がなかった。


「1個でもかけてるくじはいらん!!!!」



本当に取集オタク乙。







PS:)「今日のお風呂はラベンダー使おー!」


  「誰の匂い?」


  「先輩王子様の匂い!」




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