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石井さん家の妹さん  作者: 小倉十和
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兄とホワイトデー・妹とターゲット


【兄とホワイトデー】



その日、妹が言っていた良くお菓子の箱が取れるゲーセンに向かうが…。



「杏奈が言ってたとこで取れない。」


「うっそwウケるw下手なだけじゃね?w」


と麩菓子を1本取りもごもごと食べる。


「うるさry。」


1本食べ終わると手をアルコールティッシュで拭き


「うーん。なんだろう。明日私いってみるよー!」






――――――――――――――翌日。



「で?どうなったよ。」


とアイスを食べてながらソファーで横になってる妹の近くに行くと


「お菓子は一部分のやつしか取れなかったからフェギュア全種とってきた!」


「は?」


「甘いんだよ。やり方が。」



と黒い笑みを見せながらポテチの袋を開けゲームをし始めた。



「こわ。」







【妹と漫画】




職場の休憩中。


「野中せんぱーい!はい、これ!」


「おー、いつものやつ?」


「そーです!」


といい、30枚の紙を渡し野中さんはパラパラとそれを読み始めた。

それを遠くから私は見ていると


「石井ちゃんと野中さんって毎回なにか貸し借りしてたりする?

 結構親密に見えるんだけど、付き合ってたする?」


「栗林さん、どうなの?」


と二人の違うフロアの女の先輩が私に聞いてくる。

あー二人とも石井ちゃんにジェラってるよ。と一人ごちる。


「それでですね!私今回のコミケ出れることになりました!

 今死にそうです!なんならネームも終わってません!

 寝れてないです!助けてください!!!」


「はやく言え!バカ!」


といい、栗林さん声かけいってくるから石井ちゃんは描き続けて!本当に落ちる!と言って

バタバタと休憩時間さらさらと原稿を仕上げている。


ふふって少し笑い


「付き合ってないですよ。初めての介護計画書でフロアリーダーが

 野中さん指名で石井ちゃんに教えてあげてって言ってました。

 それで過去の計画書見せたり練習がてら書き方教えてるみたいです。」


「あ、そうなの?」


と明らかにほっとした顔の先輩。


「実質、石井ちゃんが歳的に無理ですよ。」


「ふふっ。なら狙っても大丈夫みたいね♪」


と言って私から離れた。

あーヤバかったな今のはと思いつつ私を目掛けて野中さんが早歩きで近づき事の事情を

話すと「それはやばい。」といい急いで石井ちゃんのところへ向かう。


「知らぬ知らぬ内にターゲットになってることあるよねー。」


「どうゆうこと?」


「こっちの話。」


PS:) 「課金(割り増し)課金(割り増し)課金(割り増し)」


   「石井ちゃん、大丈夫?」


   「I’m OK.」


   「なんで英語。」


   無事。妹は脱稿しました!!!!!!!



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