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石井さん家の妹さん  作者: 小倉十和
37/38

バレンタインの裏話


   \バレンタインまで三日/




今日も元気に機械を直してると


「石井!休憩入っていいぞ!」


「はい!ありがとうございます。いってきます。」


と、言って休憩に入る。すると…




ピロリン♪




マナーモードにし忘れスマホが震えた。

急いでマナーモードにして、メッセージを開くと





--------------------------------------------



To:)お兄ちゃん



 みてみてーお菓子の箱乱獲したー!



From:)妹



--------------------------------------------



すっと、スマホから顔をあげ画面を消した。


うっわ、そこのお店、可哀想と心の中で合掌した。






その日の夜、家に帰ると


ソファーでごろごろしている妹が



「あと、3つ欲しいから明日も行ってくるー。

 お兄ちゃんなんか欲しいのある?」


と、悩むなー。と考えるもまだ自分が欲しいフィギュアとかでないしなーって思ったから


「特には。」


「おけ。」


と言ってその日は妹との話しは終わった。





\バレンタインまで後二日/




ピロリン♪



おい、誰だよ。休みの日くらい寝させてくれ………って

妹よ。まだお昼前の10時半だぞ。と思いながらも

前回のこともありメッセージを開く。



---------------------------------------------


To:)お兄ちゃん



  なんか対策されてる。とれねぇ。


  本気出す。粛清させる。



From:)妹より



--------------------------------------------


「……は?」



出禁になるからやめとけ。と連絡したが30分経過。返信こないし。



「……寝るか。」







その日の夜。



「みてみてー!苺のやつ取ってきたのー!」山


と言ってテーブルにお菓子箱の山を積み上げていた。


「で、お前なにした。その店でなした。」


ジトっとした目を妹に向けると


「え?特にはなにも。あ、でも壁にあるやつアームで薙ぎ倒したり、箱にぶっ刺して取ったり、半動対はケース自体を持ち上げてぶっ壊して取ったりしただけだよ?」


といい笑顔で俺に言うと、途中残念そうな顔して


「あ、でもねぇ。この苺は流石に返金するからって言われて4箱しか貰えなかったんだー。あーあー。」


「あーあー。はその店だろ」。


まあ、出禁になってないならいいか。と思い「気をつけろよ。」と声かけると妹はテーブルの下から

すっと箱と輪っかがついた袋を取り出し


「これお兄ちゃんにあげる。」


「なにこれ。ってフィギュアと冠バッチじゃん。」


「艦〇れとF〇Oは良く分からないからあげるー。」


「アニメでやってたス〇イ〇イトならわかるのになぁ。」


「杏奈…………。」


「ん?なに?」


「まじありがとう。」


「顔近いし気持ち悪いよ。お兄ちゃん。」




大分、妹に引かれた。




PS:)「唐揚げちょーだい!」


   「唐揚げあげるから来月出るからやつも取って。」


   「マジか!頑張る!!」


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