表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/72

レミリーナ=アルガデュラ

無理矢理ねじ込まれる学校編。

「○○○○と○○○○」というタイトル縛りが地味にしんどいのでやめました。

「殺人ウサギ……強敵だった……」


クレイはモンスター討伐の依頼を終え、帰路についていた。

殺人ウサギは体が小さく、素早い上に数が多かった。

ジワジワと追い詰める狩り方をするのか、色々な所に噛みつき、引っ張ってきたのだ。

噛みつかれるのが体なら問題無いのだが、服はそうはいかない。

おかげで危うく服がボロボロになるところだった。


「ネラ!嫌ぁッ!」


遠くで誰かの名を呼ぶ叫び声がした。

声のする方向へ駆け出す。

馬車の周囲に大きな影が3つーーオークだ。

この辺りでオークが出るという話は情報は無い。

どこからか渡ってきたのだろうか。

護衛らしき兵士が2体のオークと戦っているが、かなり押されている。

ポニーテールの少女が横たわっており、もう1体のオークが右足を落ち上げ始めた。

このままでは彼女が踏みつぶされてしまう。


強く踏み込み、距離を詰める為にオークの前へ跳び込み神剣でオークの脚を斬り落とす。

余波で右脚だけでなく左脚も切り落とされたオークが悲鳴を上げようと口を大きく開けた時には、その口ごと頭が胴体から離れ、飛んでいく。

クレイは残る2体のオークの間をすり抜けつつ、その胴体を上下に割る。


正にあっという間の出来事だった。


ポニーテールの少女への傷の具合いを確認する。

左側からオークの打撃が当たったのだろう、左腕が折れている。

肋骨も折れているかもしれない。


「ネラ!ネラ!?彼女は助かるんですか!?」


叫び声の主がポニーテールの少女に駆け寄る。

いかにも身分の高そうなドレスを着た少女だ。


「もっと酷い傷を見たことがあります、大丈夫です」


ポーチからポーションを取り出す。

この身体になってからも非常用として持ち歩いているものだ。

幸い1度もお世話になったことはない。


「とりあえずの応急処置です、行先はメルボアですか?街に治療のアテはありますか?」

「は、はい!知人の貴族が居ます!」

「ボクもメルボアへ帰る途中ですから、街までご一緒します」

「ありがとうございます……!」


※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※―※


翌日。

クレイはギルド前で待っていたアレイヤに連れられて宿を訪れていた。

宿とは言ったが、クレイの知る宿とはかけ離れた立派な宿だ。


綺麗に装飾された通路を通り、その内の一室へと入る。


部屋には綺麗なドレスを着た少女。

昨日オーク達に襲われていた人だ。


「まずは先日のお礼を。助けて頂きありがとうございました、クレイさん。私はレミリーナ=アルガデュラ、一応この国アルガデュラの王女です。リーナと呼んで下さい」

見切り発車で始まった学校編、どういう流れにするか今まで以上に考えながらやっていきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ