表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
25/72

アレイヤ対バルガス

悩みましたが、コレで行くことに決めました。


ハイファンタジーの設定だったハズなのに、ローファンタジーに設定するというマヌケをやっていたらしく、ハイファンタジーに直しました。

今のバルガス相手に兵士達では荷が重い。

とても役に立てるとは思えないし、守ってやる程の余裕がある相手とは思えない。


「アンタ達は街に戻りなさい!上にこの事を伝えるのよ!早く!」

「り、了解!」


兵士達が街へと走っていく。

自分も逃げたいところだが、バルガスを放置する訳にはいかない。

バルガスが逃してくれそうもないが。


「1人デ相手シヨウッテカ?見物ダナァッ!」


戦術も技も無いメチャクチャな打撃の嵐。


(速い……ッ!)


回避は難しい、まともに剣で受ければ剣が折れてしまうだろう。

アレイヤはこれらを受けずに反らしていく。

だが、バルガスの打撃の威力はすさまじく、打撃の威力の全てを反らすことができない。

止まぬ打撃の連打に反撃の機会を見出せず、じわりじわりとアレイヤにダメージが蓄積されていく。


「ウガアァッ!」


横振りの一撃。

アレイヤは上へ反らすように流した。


「ぐッ……」


――脚に限界が来た。

バランスを崩し、ふらつく。


この戦闘において、致命的な隙。


「マズッ……」


正面から迫る拳に対応できない。


「がッ……」


アレイヤの体が後ろへ軽々と飛ばされ、転がる。

体中が痛む、手元に剣が無い、剣は何処だ?

起き上がろうと上体を起こしたとき――左腕を掴まれ、引っ張り上げられた。

足に接地感が無い。


「くそっ……!」

「結構元気ソウジャネェカ、武具ガイイカラカ?ン?」


そう言ってバルガスはアレイヤの防具の留め具を破壊し、一枚一枚剥がしていく。

赤を基調とした貴族らしい装飾の施された衣服が露わになる。


「ハハハ!アノあれいやガコノ程度!イイネェ!イイネェ!」

「放せ変態!」


アレイヤがバルガスに蹴りを放つ。

ぶら下げられ踏ん張りの効かない蹴りは、殆どバルガスには効いていなかった。


「ドウシタ?天下ノあれいや様ガ程度カ?チョット手本ヲ見セテヤルヨ」


バルガスが指を弾き、アレイヤの腹に当てる。


「ゴフッ」


指で弾いただけなのに凄まじい威力。

腹部の強烈な痛みがアレイヤから力を奪う。


「「うおおおおおお!」」

「ン?」


街へ撤退したはずの兵士が2人、戻ってきた。


「馬鹿!何で戻ってた!」

「若い連中が街に向かっています!」

「アレイヤ様を置いてなどいけません!」


兵士がバルガスを挟むように左右に並ぶ。

握る剣が少し震えている様に見えた。


「アレイヤ様を放せ!」


同時に剣を振りかぶり、バルガスへ迫る。


「ホント馬鹿ダゼ、オ前ラ」


左の兵士が、アレイヤを掴んでいない左手ではたかれた。

身体がぐるりと回転し、「グシャリ」と音を立てて地面に激突した。

右の兵士が、バルガスの右足で上へと蹴り飛ばされた。

長い滞空時間の後、叫び声と共に地面に叩きつけられた。


「あ……アレイヤ……様……」


叩かれた兵士はまだ息があった。


「ナンダ?運ノイイ奴ダ、マァイイ、ソコデ見テナ」


バルガスがアレイヤへ向き直る。

再び腹へ指を弾く。


「ウグッ……ガハッ……」

「ソウ言エバ、ヨクモマァ俺ノ右腕ヲ斬ッテクレタジャネェカ、モウ元通リダガナ」


バルガスがアレイヤの右腕をつまみ、ギリギリと力を込めていく。


「コイツハ……オ返シダ」


――グキャッ


「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ」

「オイオイオイ、肉ヲ潰シテ骨ヲ折ッタダケジャネェカ」


「マダ繋ガッテルゼ?」と言いながら再度指を弾き、腹に当てる。

「ゴフッ」と小さな声がアレイヤから漏れた。


「俺ハマダオ前ニ礼ヲ返シタインダゼ?」


バルガスがアレイヤの胸を鷲掴みにし、その大きな胸が指に合わせて形を変えていく。

痛みと羞恥に苦しむアレイヤを見て、バルガスはニタリと口を歪ませた。

書いちゃっているのに、しょうもなくまだ迷っていますが、コレで……行きます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ