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A quarter of the world  作者: 山本好史
7/8

宣戦布告 3

「き……機銃をっ……掃射します!」

ジョンソンは言った。それに連なってホーカー・フューリーの編隊が、竜に向かって、機銃を一斉に掃射した。

 何発か当たった。竜は怒り狂い、編隊に向かって火を吹き始めた。ジョンソンはポケットからカメラを出し、竜の写真を撮った。それが、彼の上官に言われた命令だったからだ。しかし、ジョンソンはそれでは満足出来なかった。彼は、隊長に無線を通じてこう言った。

「こちらジョンソン。あのケダモノを仕留めます。」

非常に冷淡な声だった。

「正気か?」隊長はたいそう驚いた。「アイツの口から出る火に飛行機ごと溶かされても知らんからな!」

隊長は無線を切った。

 



 飛行機は軽々しく舞った。

 竜の羽に数発お見舞いした。

 操縦士の顔が一瞬見えた。

 なんとまあ、驚いた顔をしていた



 彼は後にこう書いている。

 その後、英国空軍(ロイヤルエアフォース)は本気を出し、英国本土の制空権を奪還した。ジョンソンはその時の航空戦においても、活躍することとなる。

 反攻の火蓋が切られたのだ。

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