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傀儡の王  作者: はりまる
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7話

「月が綺麗だな」


「そうですね、なかなか上を向いて寝ることなどなかったですからね」


「平和になったのか」


「私たちが必要とされない世界はおそらく平和なのでしょうが、少なくともまだ平和では無いのでしょう」


「そうか…まだ平和は訪れないんだな」


「ええ、出なければ襲ってくる輩もいないでしょうから」


「5人か…煙を見て来たか」


「ですが大丈夫でしょう。おやすみなさいませ」


「そうだな、ゆっくり眠るとしよう」



「おはようございます。よく眠れましたか?」


「途中途中雑音が聞こえたが、まぁ眠れたな」


「結局引っかかったのは3人だけのようです」


「そうか…それで場所の目安は?」


「大丈夫です。すでに特定してあります」


「それではラスファに行くついでに行くか」


「よろしいかと思います」



「こんなに痕跡を残していたら誰でもわかるな…」


「余程切れ味の鋭いもので切れたみたいですね」


「勝手に切れたんだろうな」


「それはいつも通りでよろしいでしょうか」


「そうだな、洞窟に隠れているのが悪い。燻し出せ」


「それでは」煙玉を投げ入れる。



数分もしないうちに細切れになった人間だったものが洞窟前にあったので全て処理した。


「哀れなものだな」


「隠れた時点で負けですね」



「この娘はどうする」


「おそらく攫われたのでしょう。このまま放置しても大丈夫だとは思いますが」


「ふむ…。金物だけ頂くとするか」


「落ちていたものですからね」


「ラスファへはあとどれくらいかかる?」


「そうですね付き物を含めても夕方には着くと思います」


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