表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傀儡の王  作者: はりまる
6/26

6話

「金剛様本日はここで夜営しましょう」


「傀儡は影の組織夜こそ真骨頂ではないか」


「夜行っても街は空いてないものですよ」


「忍び込めばいいではないか?」


「ジャバラは例外ですが、本来厳重な警備態勢が敷かれております。わざわざ危険を犯す必要はないです。ま、見つか

らないとは思いますが…」


「それなら向かえばいい」


「ご飯はないですよ。火を使うものならなおさら」


「致し方ない。ここで待つか」


「そうしましょう」


「まさかこんなところで眠るとはな…何年振りだ」


「最後の出撃は3年前です。その年で物忘れは早すぎます」


「余韻というものを知らないのか」


「悦に浸るって言うんですよ」


「はぁ…ご飯はまだか」


「今作ってるので待っていてください」


「何を作るんだ?」


「干し肉とスープですかね」


「肉を獲ってくる。少し待っててくれ」


「わかりました。5分お待ちしてますので、その間であればお作り致しましょう」


「3分」


木の上にジャンプし、辺りを見回す。


夜目を使い見る。目標を確認。跳躍。



「2分40秒、少し遅かったな」


「猪ですか…解体するのがめんどくさいやつ持って来られましたね。鳥ならすぐでしたのに」


「解体すればいいのだろう」


両手を握り、引く。



「腕が鈍ったと言うよりは持ってくるのに時間がかかったみたいですね」


「あの大きさはなかなかいないからな」


「これだけあれば黄玉も釣れるかもしれません」


「そうだな、ちょうどよかったのかもしれない」


「自分の欲に負けただけだと思うのですが、いい方向へ転がってよかったですね」


「王は先の先まで読むのだよ」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ