16話
「色々荷物があるようだが?」
「ゴルネ商会が融通してくれたので食材などを補給して参りました」
「真珠も一緒に行ってきたー!」
「なるほどな。頑張ってついてこいよ」
「わかっております」
「蒼のお姉ちゃん大丈夫?」
「大丈夫ですよ」
「真珠も持とうか?」
「ありがとうございます。でも大丈夫なので迷子にならないように来てくださいね」
「うん!」
―
「それで次はどこへ向かうんだ?」
「こちらの方角ですとストリンでしょうか」
「何か有名なものはあるのか?」
「音楽が盛んなところとしか」
「何でそんなところに行くんだ?」
「そこが経由地点なだけです。そのあと、聞き込んで次の場所を決めます」
「それではそこで数日か?」
「1−2日くらいでしょうか。長居をするつもりはありません」
「音楽か…あまり聞き覚えがないな」
「音楽とは無縁でしたからね」
「最近は曲に合わせて声を入れるものが流行っているとは聞いたが」
「だいぶ昔の話ですね。今はそれが主流ですよ」
「そうなのか…」
「そうなんです」
「真珠もやってみたいなー」
「蒼玉が聞き込んでいる間くらいはいいんじゃないか?」
「いいのー!?」
「金剛様。私が聞き込んでいる間は金剛様がしっかり見ていてくださいね」
「あ…」
「自分で仰いましたからね」
「いいんでしょー?」
「そうだな…」
「やったー!楽しみー!」
「しっかり見ていてくださいね」
「早く終わらせてくれ」




