13話
「お前…一体…」
「話を聞きたいのはこちらだ。聞いたことだけ話せばいい」ボキッと音がする。
「…!!」
「それではこちらの質問だ。お前たちは何を生業としていた?」
「じ、人身売買…」
「その中に女子を扱ったことはあるのか?」
「い、いえ…男を主に扱っていたので…」
「そうか…ご苦労だった」
「た、たす…」ボトッ。
「お前はそう言った者たちを助けたのか」
―
「ほう…音も立てず俺の仲間どもをやっちまうなんてテメェ何もんだ?」
「名乗る名は無い。質問をさせろ」
「は、急に来てじぶ…」ツーっと体の至る所から赤い液体が流れる。
「質問をさせろ。拒否権はない」
「わ、わかった…」
「お前たちの生業で女子を扱うことはあったか?」
「ああ、特に小さい子は高値で売れるんだ」
「その中で黒髪の女子は扱ったか?」
「いや…記憶にはない。嘘じゃない!」
「そうか…ここでもなかったか。邪魔したな、次生まれ変わったら真面にな」
肉塊が形成され、その場を後にする。
―
「これ!お姉ちゃんたちのと似てる!」
「あの黒装束着たいのですか?」
「やっぱり一緒がいい!」
「そうですか…、それなら作りましょうか」
「お姉ちゃん作れるの?」
「ええ、任せてください」
「やったー!」
「それでは他の服も見てみましょう」
「うん!」
―
「ここもハズレ…残り3ヶ所…今日のことは既に広まっているだろうな…どういう行動を起こすのか…逃げ
出すか…それとも…どちらにせよ今日は帰るか」
蒼玉とあの娘がいる場所は帰る。居られるのは後何日だろうか。柄にもないことを考えた。




