表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
傀儡の王  作者: はりまる
10/26

10話

「全く…しっかり金は払っているのに…いつになったら奴らは来るんだ!」


「ヒィ」


「親分落ち着いてください。あくまでも奴らは冒険者崩れ、そんな簡単には負けるわけありませんよ」


「チッ…雑魚どもが…今まで遅れてきたことなんてなかったくせに」


「奴隷を捕まえてくるなんて仕事を受けるなんて落ちぶれた冒険者にはいい仕事なんですがねぇ」


「ってく。せっかく上玉が入ったって聞いたから味見でもしようと思ったのによ」


「親分が味見すると使い物に…」


「お、おい!」


「あ…すみません親分!今のことはつ…い…?」


「親分…?」


ボト…と音を立て親分と呼ばれていた肉玉は二つになっていた。


「あ…あ…親分…?」


「誰かいるのか…?」


誰かが入った気配はしなかった。そして無音で親分が死んだ。裏切り者はいないはず。


「ここからでな…え?」


足が上手く付けず、転倒する。おかしい。膝より下が無くなっている。


痛みより驚きが優っていた。いつ?足を触ろうとすると肘より先もないことに気がつく。


周りを見回すと皆慌てていた。


肩より先が無い者、胴が離れているもの。


顔が半分になっているもの。


「一体何がおこ…」


意識が薄れている最中、黒尽くめのローブを頭から被っている者が居たように見えた。


誰も居なかったはずだ。ありえな…



「蒼玉帰ったぞ」


「おかえりなさいませ」


「なんで服を変えているんだ?」


「少し、お片付けを。金剛様もお片付けしないとあの子に嫌われてしまいますよ」


「嫌われる?なんでだ?」


「匂いです。少しついてますよ」


「またか…しょうがない。洗濯を頼む」


「先ほど服を買っておきました。お風呂が終わったらこちらにお着替えください」


「これは…なんでこんなものを?」


「あの子が選んでくれました」


「…」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ