【番外編】ホンダ、タクトフルマーク(スクーター)
自動車遍歴を思い出していると自動車だけでなくバイクの遍歴も並行して思い出すのでついでに書くことにする。
高校を卒業して自動車に乗るまではスクーターに乗っていた、
高校卒業と同時に自動車学校に通ってたけど、その自動車学校に通うのにもバイクがあったほうが便利なのでまずは免許センターに行って原動機付自転車の免許を取った。
普通自動車の免許が取れれば原付も自動的に運転できるようになるし、
自動車学校に通うのも順調にいけばたった一か月なんだけど、まあ、待てないよね(^_^;)
原付の免許は学科試験だけで今と違って講習もないので試験を受けたら数時間後には免許をもらって帰ることができる、
学科試験は事前に市販のテキストを買って一日勉強すればふつうは合格するレベル、
ところが試験場でたまたま出会った顔しか知らない同級生は落ちていたわけだが。
買ってもらったバイクはホンダタクトフルマーク、
1984年05月21日発売されたモデルで新車で購入。
色はパールホワイト、
色といえば当時私の中には「パールホワイト」という語彙はなかったと思う、
大学で同級生にスクーターの色を聞かれたときに「ホワイトメタリック」と答えたら「それはパールホワイトというんだよ」と訂正された、お前よくそんなこと知ってるな、と思ったけど、そいつは後々知ったけどかなり自動車やバイクにマニアックな奴だった。
このホンダタクトフルマーク、収納が多いのが特徴で、
この前身にタクトフルバックというモデルがあって、リヤキャリアに振り分けバッグを取り付けたようなデザインの収納ケースが付いているのが特徴なんだけど、そのデザインが結構気に入っていた。
フルバッグからフルマークになってリヤサイドの収納は片側だけになっちゃったけど、
代わりにシート下にメットインスペースがついたり、フロントカウルの内側にも大きなケースがついたりとても便利だった。
なにしろ最初のエンジン付きの乗り物なのでもうどこでも走った、
二万五千分の一の地図に点線で載ってる地元の人も歩かないような山道を探して走ったり、
一番遠かったのは秋田県と山形県の県境にある鳥海山、
秋田市から片道100kmくらいだけど、今考えると50ccのスクーターでよく行ったと思う、
鳥海ブルーラインは急坂で登りは無段変速が常にローギヤードで全然スピードが出なくて全然面白くなかった記憶がある。
行く途中でキャブのドレーンのネジがエンジンの振動で落ちて無くなりガソリンが漏れまくって途中のバイク屋に行っても特殊なネジだったので臨時に適当なネジでとめてもらったり、
これが最大の思い出かな?
このホンダタクトフルマーク、何年乗ったか覚えてないけどいつの間にか手放していたので飽きるまで乗ったのだと思う。