スズキ、ジムニー
私の最初の車はスズキジムニー、
高校を卒業し大学進学時に免許を取って、最初は50ccのスクーターを買ってもらいそれで通学していた。
雨の日もカッパを来てスクーターを毎日乗り回していてそれはそれでとても楽しかった。
しかし冬になると雪が積もる秋田では冬場の通学手段は難しくなる、
バス通学でもよいのだけど、冬を前に母親が自動車を買ってくれるという事になった、
買ってもらった自動車はスズキジムニー、
言わずとしれたジープタイプの自動車だ。
何を買うか選んだのは自分で、ある程度の予算を知らされてから市内の中古車屋を回りまくった。
軽タイプのジムニーは税金等維持費が安いのが良かった、車両価格は同じ年式の軽自動車に比べるとかなり割高なんだけど。
このスズキジムニー、エンジンが2サイクルと今ではスクーターでさえ使わなくなったタイプのエンジンを搭載、
パワーは全く無くて、高速道路でちょっと上り坂にでもなろうものならすぐに80km/hを維持できなくなる、
そんなジムニーで友人と東北中を走り回り、時には埼玉の友人の家にもいった。
このジムニーは4ナンバーという貨物自動車に分類されていて、乗用車タイプの貨物自動車は後部座席が荷室の半分以下でなければならないという法律もあって後部座席は尋常じゃやないくらい狭い、
実質人が乗れないくらい狭いので、当時はリヤシートを畳んで荷室にラグを敷いてそこに座ってもらったりしていた。
同級生の女の子をそこに乗せてドライブに行ったのは今も良い思い出(^_^;)
しかし、最高スピードこそそんなものだけど、ジムニーには悪路の走破能力の高さという他の車には無い魅力があった、
わざわざ普通の車なら通れないような山道を探して走りまくった、
冬になると当時は当たり前だったスパイクタイヤを履いて通学、もちろん通学以外にも走り回ったけど、
そのスパイクタイヤが凍結路で思いの外効かなくてびっくり!町中のちょっとした坂道でコントロールを失い半回転、
スキーの帰りでは直角カーブを曲がりきれず道路脇の雪山に真横からぶつかったことも、
幸いにもスピードがかなり落ちていた上に雪山がそんなに固くなかったせいで車には全く損傷がなかったのはラッキーだった。
個人的にはジムニーの外板がまっ平らだったおかげで凹む要素がなかったのも幸いしたのではないかと思ってる。
そんなジムニーだったけど、出資者の母親がフロア高が高くて乗り降りが面倒といちいちうるさいので、それならもっと乗りやすい車に乗り換えよう!といちいち説得し、
それが功を奏し乗り換えることになった。
結局2年乗ったのかなぁ?