ISSで牛肉を3Dプリンタで出力成功!
アレフ・ファームズでは、ウシの体内で起こる筋肉組織の再生プロセスを模倣した細胞培養肉の生成技術を開発している。2018年12月には、世界で初めて細胞培養肉によるステーキの生成に成功。動物細胞から複数の種類の細胞を培養し、三次元に成型することで、食肉と同じ見た目や味、食感が再現された"肉"が生成できる。
一般に、牛肉1キロを生産するためには1万リットルから1万5000リットルの水が必要とされているが、培養肉の生産に要する水や土地は、従来の畜産に比べて10分の1程度だという。
今回の国際宇宙ステーションでの実験では、ウシの細胞と培地を培養機器に入れ、「ソユーズMS-15宇宙船」にこれを積み込んだ。「ソユーズMS-15宇宙船」は、2019年9月25日、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から国際宇宙ステーションのロシアセグメントに向けて離陸。国際宇宙ステーションに到着後、ロシアの宇宙飛行士が「3Dバイオプリティング・ソリューションズ」の3Dバイオプリンターに培養した細胞を入れ、筋肉組織に成型した。国際宇宙ステーションで成型された培養肉のサンプルは10月3日、無事、地上に戻っている。
アレフ・ファームズは、この実験の目的の一つを、気候変動の中での食糧安全保障の必要性に迫られている今、水や土地が少ない環境でも肉を生成できることを示すことで、地球上の天然資源を節約しながら多くの食料を生産するための直接的な試み、としている。
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上記のニュースにまず私が思ったのは、牛は細胞採取目的で飼われるようになるのなら、屠殺して食べなくて良くなるのでは?!というものでした。
宇宙開発にばかり目がいっていましたが、過酷な環境でも食糧問題が解消できるし、画期的なことです。
(小説じゃなくてすみません)