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ご飯ご飯

ちなみに、この異世界にはレベルが存在するらしい。レベルが上がるとステータスが上昇するという話を通りすがりの冒険者っぽい人が言っていた。レベルを上げねば!


今は3日目の昼だ。結局昨日はモンスターに追いかけられらるばっかりで何も得ることができなかった。ここにいるモンスターはゴブリンとスライムなのだが、ゴブリンは素手で熊に勝つし(なぜか草原に熊がいる)、スライムはそのゴブリンを平気で飲み込むしで、勝つことなんて絶対無理だ。…俺はまだ生きたい!

だが、多分ここらへんのモンスターはゲームでは雑魚だと言われているモンスターだし、レベルを上げるためには勝たなければならない。飯も食いたいし。夕食に絶対ゴブリンの肉とスライムの体液を食ってやる!!!…まずいと思うが。



てことで、今俺は頑張って落とし穴を作っている。スライム対策になんと蓋までついて3時間!

人間やればできる!ついでに落ちた獲物に突き刺すための槍も木を削って作った。後は追いかけっこして落とすだけだ。



100m先にゴブリンが3体。流石に3体も落とせるほど落とし穴は深くないので、しばらく待つ。

30分はたっただろうか、冒険者っぽい人がゴブリンに近付いてきた。…まずい、俺の夕食が…。

その男は見るからに強そうな盾と剣を持っていて、かなり強そうなやつだった。



まず、先にゴブリンが気付く。男に三体で忍び寄り…1体が殴りかかって注意をそらした後、剣を持った2体が男に切りかかった。男は最初の一体のパンチは盾で受けれたが、2体の切りかかりには反応できず切り裂かれた。ここまで約1分。

この戦闘を見て、俺は足がすくんだが、ここでゴブリンを食べないと俺が飢え死にする事になる。死ぬのが遅いか早いかの違いなのだ。そう自分を奮い立たせて俺は2体のゴブリンに少し大きめの石を投げた。

「グギャギャキャ!!!」俺は全速力で逃げている。

それでも15m程あった差が5mに縮まっているのはステータスが低いからだ。走っていると後ろからゴブリンの唾が飛んでくるわ、臭い体臭を感じるわで最悪だ。こいつの肉を食わなければならない…。あの屑王め…。



あと3、2、1…俺は跳んだ。ゴブリンは落ちた。

俺は急いで槍でがむしゃらに突いた。あの男みたいにはなりたくない。気がつくとゴブリンは既に絶命していた。で、俺のレベルは多分あがったのだろう。空気中にキラキラしたもやのようなものを感じる。何となくだが…これ魔力じゃね?そうなると…「ファイアボール!」

魔力をかき集め、火の玉を想像してそう言ってみる。すると少し大きめの火の玉が俺の前に出現した。魔力の込める量などを変えて試したところ、このようなことがわかった。

・無詠唱でも魔法は使える。

・魔力の量によって威力は変わる。

・レベルが低いからか、あまり多く魔力を込められない。

・大技は魔力が足りない。

・連続で使いすぎたらたてれないほどの脱力感が襲ってくる。今は6回まで使えた。


連続で六回しか使えないのは痛いが、水系の魔法で飲み水は得ることができるので、俺的にはかなりの収穫だった。スライムを捕まえなくていいのだ!体液はそんなに飲みたくなかったし…。さっそくしばらく継続する火魔法『獄炎』でゴブリンの肉を焼き、水魔法『アクアボール』で目の前に浮かんでいる水を飲む。やべぇ…魔法便利だ。ちなみにゴブリンのお肉は普通にうまかったです。豚肉の味がした。オークもいつか食おう。


これからの飯が決まったところで、俺は早速家造りに取り組むことにする。土魔法で外壁と屋根をつくり、粘土っぽい土だったので少し火であぶって、草でカモフラージュする。

中は消耗が激しいが便利な召還魔法で太く、大きい木を召還して、風魔法でかまいたちっぽいものを作り出しベッドと机を大ざっぱに切り出す。後は自分でちまちま削って、草をベッドに敷いて完了。

畑はとりあえず、土魔法で作っておいた。

食べれる植物を捜さねば!!!疲れたので寝る…


家ができたからって不用心過ぎた…次の日起きたら目の前にあの屑王の側近の騎士どもがニヤニヤ笑いながら家を破壊していた。

「よぉ、お目覚めかい?気持ちよく寝られたかい?」

とかほざきながら家を壊す。すぐに俺の家は崩れ落ちた。

「何でこんなこと!!ふざけんなよ!?ちゃんと国から出て行ったじゃねぇか!俺が何をしたって言うんだよ!!!」

「あぁ、これはあの王の命令だ。お前が生きてたら困るから殺れ、だとさ。ま、この家壊したらモンスターに襲われて勝手に死ぬだろ」

と騎士はほざいて、ご丁寧にゴブリン共をこっちにけしかけてから去っていった。

俺は屑王を恨んだ。憎んだ。さっきの騎士どもも憎んだ。何で奴らは俺にこんなことをする?

俺がなにをした?何で俺が死ななければならない?なんで?どうして?段々俺は目の前が赤黒く染まってきて……気がつくと俺の周りにはゴブリン共が転がっていた。全て首が無く、首はかなりの回数踏まれたのかほぼ原形をとどめてなかった。そして俺は…青い、ゴブリンの血の付いた剣を持っていた。 

「俺がやったのか…。」

レベルもかなり上がったようで、魔法は10回以上連続で使えるようになっていた。

とりあえず、ここの土地を去ろう。力をつけ、いつか屑王共に復讐しよう。そう決意して俺は少しの間過ごしたこの草原から旅立った。

出来れば感想や、問題点などを書いてくれると嬉しいです!

戦闘や会話難しい…_| ̄|○


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