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主旋律

「約束しよう」

「いいだろう」

 新井は暗証番号を入力した、153区域へと続くハッチが開いた途端高橋は高橋は息をのんだ。

「なんだ、これは」

「指令室だ」

「それはわかる、しかしなんだこの規模は」

 それはいつか見た地球防衛軍指令部に似ていた。

「分かっただろ、僕がしようとしていることが」

 本当のところまるっきり分からなかった。

「分かった・・・」

 新井は無線を手に取った

「プランAを実行せよ」

 乾いた機械音が応答した

「了解」

「うぁぁぁぁぁぁぁ~!」

 高橋はびっくりしした

「何が起きたんだ」

「誰が裏切るかわからないからな」

 新井は冷酷に言った

高橋はもう新井についていくしか道がないと悟った

「やはりそういうことか、怪しいと思っていた」

 そこにはISS副船長の新庄がピストルを構えながら立っていた

「やむを得ないことだ・・・」

「お前たちが行ったことは地球連合政府に対する反逆だ!」

 新井は笑いながら言った

「やはり真面目だね・・・しかしそれが命取りになる」

 瞬間、銃声が轟いた。高橋は思わず顔を背けた。

「地球は優秀な人材を失ったな」

 新井の手には一筋の煙が漂うピストるが握られていた。 

「乗組員を攻撃したのはいったいなんだ?

 高橋は聞いた

「ドロイド軍だ、第2、第3格納庫で秘密裏に建造していた」

 新井は誇らしげであった

「高橋、補佐をしてくれ」

「分かった」

「ドロイド1~4は直ちに地球本星の対宇宙攻撃基地を攻撃せよ、ドロイド5~8は月面基地の宇宙船を破壊せよ、ドロイド9~13は敵人工衛星を攻撃せよ」

「全部隊了解出撃用意整いました」

「全部隊出撃せよ!」

 指令室のスクリーンで格納庫から出撃するドロイド搭載のカーゴやドロイドが操縦する戦闘機が見えた、それらは2手にわかれると地球と月にそれぞれ向かった。


                 

                地球防衛軍司令部

 「緊急、緊急!正体不明の大編隊確認、攻撃意思がある模様!」

 司令部は凍りついた

「高度なステルス構造のため位置の割り出しはできませんが、出現した方位は153度域、丁度ISSの方向です」

「地球上にある全ての宇宙基地が敵により破壊されました」

「全てのミサイル基地も破壊されました」

「すべての飛行場が破壊されました!」

「ほぼ全ての人工衛星が破壊されました」

 司令長官は呟いた

「なんという速さだ・・・(待て、まだ月面宇宙軍が残されている)月面基地から連絡はないか?」

「月面基地から入電!<月面陸軍は上陸艇が破壊されたので行動不能、宇宙艦隊と戦闘機隊も訓練のため冥王星宙域にいるため急行はできず>月面基地も敵から攻撃を受けているようです」

 司令長官には気になることがあった。

「おい、<ほぼ全ての人工衛星が破壊された>とはどういうことだ残っているものがあるのか?」

 一瞬、司令部に希望が芽生えた

「ISSです!」

「通信は?」

希望は広がりつつあった

 「通信、つながりました!」

「司令部の諸君、」

司令部は異様な空気に包まれた

「誰だ・・・君は」

長官は尋ねた

「元ISS船長新井だ」

「今は違うのか?」

恐る恐る訪ねた

「今はISS軍司令長官だ!」

「なんだと」

 意味が分からなかった

「要求を言う」


いったい新井の要求とは何か 次回ご期待ください!

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