最初の二人
これは初投稿で小6が書いたものです。少々意味わからんところがあると思いますがそこは目を瞑ってください!よくあるジャンルかと思います。けど、最初でもいいから読んでいってください!
「ふぅ…」
今日もまた任務を終えた。
今回はある会社の社長を殺す任務だった。
最初は暴れていたが、脚を怪我させればすぐに諦めた。
もう死ぬ事が分かったのだろう。
「…殺したの?」
少女の声がした。振り向くと髪は汚れて白いワンピース、身体のあちこちに傷や痣があり、
目には光がない。感情というものがないのか?
子供の姿だが子供ではないような気がした。
とりあえず、見られたからには殺すしか選択肢はない。
「今からわたしを殺すの?」
二言目は衝撃だった。まるで、心を読まれたかのよう。
まぁ、確かに人を殺した場を見てしまったら目撃者も殺すのが漫画でもよくある出来事だろう。
「そうだ。今からお前を殺す」
「そう…良いよ、ずっと待ってた。殺される事を。」
ずっと待ってた?殺される事を?こいつは何か実験体でもなってたのか?
白いワンピース…漫画の読みすぎかもしれないが大体こういうのは実験体が白い服などを着ている。
もしかしたらだが、噂の「あいつ」かもしれない。
「お前、この会社で何かされてたのか?」
少女はしばらく沈黙したが口を開けた。
「ここの会社の薬を試された。裏社会で販売する薬を。おかげでわたしは人間兵器になった。」
人間兵器。ならこいつは噂の「Q.3」と確信を持てるだろう。
「おまえ、噂の『Q.3』か?」
「そうだよ。あの大人達の変なセンスで変な名前をつけられた。
その名前で呼ばれたくないから『ルーレ』って呼んで。」
「ルーレ…」
まさか、自分で名前を付けるとは。いや、それよりも気になる事は山ほどある。
「お前、ここの地下から出てきたのか?」
聞いたことがある、オレが今日やってきたこの会社は裏社会で売る予定のある薬を作っていると。
それも、人間の力を超える薬を。
なら、さっきルーレが言った「ここの会社の薬を試された」というのも辻褄が合う。
「うん、階段を登ってきた。相当苦労したけどね。」
「人間兵器と言ったが具体的にはどんな力を持っている?」
「試した大人から聞いた情報だけど、本気を出せば日本を壊せるぐらいだって。」
日本を壊せるぐらい?そんな力をこの会社は持っていたのか?そんな力をこの会社はルーレの身体に入れたのか?
そう考えると、安全ではないかもしれない。いつ暴れ出すか分からない。
とりあえず、今の所暴れる様子はなさそうだ。ルーレはオレのところで保護するとしよう。
「お前、オレの所に来るか?」
ルーレはその言葉に一瞬驚くような素振りをしたがすぐに元に戻った。
「…分かった。行く。」
「よし、それならオレの事務所に行くぞ」
そう言ったが、移動方法はどうしたものか…今回は激戦だったからスーツはボロボロ。
こんなので電車などに乗ったら必ず人目につく。スパイとして注目を集めてしまったらまずい。さて、
「どうしたものか…」
そうギルガは呟いた。それを聞いたルーレはある方法を思いつく。
「手、貸して。」
「…は?」
ギルガは戸惑ったがとりあえず、ルーレに手を貸した。
すると、ギルガとルーレの周りに魔法陣が浮き出て眩い光に二人は包まれた。ギルガは反射的に目を瞑った。
そうして目を開けると、そこにはいつもいる事務所の玄関だった。
「…お前、そんなのも持っているのか?」
「うん、あそこにいた時、大人から自分の身体に入れられた能力について色々教えてもらった。」
「まじかよ…」
人間兵器だと聞いて、殺戮など殺しに使う能力ばかりだと思ったが、
テレポートの能力を持っているとは思いもしなかった。
とりあえず、事務所の部屋まで行くとしよう。部屋に入ったら仕事もせず、ソファに寝そべり、
スマホで何かを見ている女性、リオルがいた。リオルが音がした方を向くとギルガとルーレがいた。
「おぉ!おかえり〜。あれ、子供?」
リオルがルーレの目線に合うよう、しゃがんだ。
「こいつは、ルーレという人間兵器だ。オレが今日行った会社の実験体らしい。」
「へぇ〜。ルーレちゃんか〜。よろしくねっ☆私は、リオル!ここ、奇怪事務所へようこそ〜」
「奇怪事務所…」
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突然だが、奇怪事務所とは表向きはペット探し、浮気調査などなんでもする、いわゆる便利屋。
だが、裏向きはある事務所に暗殺や怪奇現象の調査など怪異の調査にスパイや殺し屋の依頼を
受ける事務所である。
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「そういえば、ラコール社長から伝言あったよ!」
「え…?社長から?」




